ついにスバル・XVのPHV登場 トヨタ方式のHVを搭載 電気式CVTをどうする?

2018年6月7日 16:51

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SUBARU XV(米国仕様)(SUBARUの発表資料より)

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 北米スバルが、スバル XV(アメリカ名クロストレック)にプラグインハイブリッド(PHV)車を追加すると5月11日に発表。これは、当然に日本国内でも発売になる見込みだ。この車には、かねてより協力関係にあるトヨタのハイブリッドシステムTHS(Toyota Hybrid System)が搭載される。

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 このスバル・XVのエンジンには、スバルこだわりのシンメトリカル機構が継承され、水平対向エンジンにTHSが組み合わされる模様だ。これまでHVシステムとして世界最高性能と言われているトヨタ方式だが、そのかなめは「電気式CVT」と言われるシステムだ。それはクラッチを装備しなくても、エンジンがかかったまま停車させておくことが出来、変速と同じ動作ができる仕組みだ。低速からエンジンとモーターのトルクをミックスしていく方式で、スタート時はEV、徐々にエンジンの負担割合を上げていって高速ではエンジンのみとすることで、燃費効率を求めてきたシステムだ。この操作フィーリングを重んじた上で、これまで段付きCVTとしてきたスバルとしては、いかに仕上げているのか楽しみだ。

 先ごろホンダから発表されたHVシステムは、現行プリウスHVシステムより高性能であると発表された。これまでのホンダの方式は、低速時はモーターで走り、80km/hを超えるあたりからエンジン直結としている方式だった。この方式では、THSに対して燃費では超えられないとされてきた。しかし、ホンダはEV走行の範囲が広がれば、トヨタ方式を超えられると言っていたのが現実となったのだろう。ホンダは、このほどEV最高速を160km/hとしており、エンジン直結とする速度をかなり上げてきていることがうかがえる。これにはバッテリーとコントローラーの進歩が見逃せないだろう。スバル・新型フォレスター、ベンツ・新型S450方式を含めて、いよいよ本格的に「電動車」の時代が来たと実感する。

 スバルは今回のXV・PHVで、トヨタからHVシステムの供給を受ける体制を確立したといえる。これで、新型フォレスターで採用された、低速トルクを補うように装備されたシステムと合わせて、燃費規制を切り抜けていくのであろう。同じような、ベンツ・新型S450に採用された「エンジン性能」を活かす方向でのHVシステムも注目されるが、高速EV走行が常識となっていく中で、ホンダ方式とトヨタ方式のHVシステムの燃費競争も見逃せない状況となった。

 また同時に、EUのPHVの燃費計算について、実用的に改正することが待たれる状態だ。

 蛇足ながら、神戸製鋼が強制捜査を受け、スバルは新たに燃費測定も改ざんしていたと国土交通省から指摘を受け、スバルが経営体質の刷新が求められる現在だが、このXV・PHVの導入を契機に、思い切ってトヨタグループとして「品質保証体制」の確立することも考えてはどうだろうか。(kenzoogata)

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