JR西日本発足30周年記念 1日乗り放題乗車券を限定発売

2017年8月29日 07:19

印刷

対象のエリア(写真: JR西日本発表資料より抜粋)

対象のエリア(写真: JR西日本発表資料より抜粋)[写真拡大]

 西日本旅客鉄道(JR西日本)は28日、会社発足30周年記念乗車券「JR西日本30周年記念乗り放題きっぷ」の発売を発表した。JR西日本の特急列車(新幹線含む)及び普通列車(快速・新快速含む)の普通車自由席が、予約時に指定した1日間、すべて乗り放題となる。また、宮島フェリー・智頭急行線をはじめとした提携会社についても、乗り放題となる。

【こちらも】JR西日本など、「秋の関西1デイパス」 9月4日発売

 発売期間は9月1日から10月15日まで。利用日は、10月1日から10月29日までの土曜・休日のいずれかを指定できる。1日あたりの販売枚数は3,000枚限定とし、JR西日本ネット予約サービス「e5489」でのみ予約を受け付ける。駅や旅行会社では販売しない。

 料金は大人10,000円、子供1,000円。子供のみの予約・利用は不可。

 国鉄民営化30周年を記念して、JR各社から記念乗車券の発売が相次いでいる。

 まず先頭を切って3月に、JR九州が「30周年記念!ネット九州パス」をインターネット限定で発売した。九州新幹線とJR九州管内の特急普通自由席が載り放題となる商品であった。4月には、JR東海が「IC早得21」を発売した。指定時間帯の新幹線「のぞみ」が、通常料金よりも3割引きで乗車できるサービスであった。また、7月にはJR東日本が「JR東日本30周年記念パス」を発売した。連続する3日間、JR東日本と提携鉄道会社の普通列車が乗り放題となる商品だが、特急・新幹線への乗車は、特急券が別途必要であった。

 今回のJR西日本の記念乗車券は、有効期間が1日間と短いものの、普通列車から特急・新幹線の普通車自由席まですべて乗り放題であり、先行して発売された他社商品と比較しても、訴求力の高い商品となっている。

 なお、本記念乗車券は、全車指定席の列車(北陸新幹線「かがやき」、SLやまぐち号など)では使用できない。JR西日本のバス路線についても乗り放題の対象外であるため、注意が必要である。(記事:松村美風・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事