日本にはない習慣「チップ」、海外旅行で失敗しないコツとは?

2017年5月22日 12:13

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「海外旅行先で「チップ」にまつわる失敗をしたことがありますか?」への回答(JALエービーシーの発表資料より)

「海外旅行先で「チップ」にまつわる失敗をしたことがありますか?」への回答(JALエービーシーの発表資料より)[写真拡大]

 JALエービーシーは、Webサイト内に併設したメディア「旅のお役立ち情報」にて、海外旅行経験を持つ30~40代の100人を対象に「海外旅行先でチップにまつわる失敗をしたことがありますか?」という質問を投げかけた。

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 国土交通省観光庁の調べによると、2011年以降、日本人海外旅行者は増加の一途をたどっており、2015年には過去最高の3,595万人を記録。同じ年に訪日外国人旅行者数も過去最高を記録しているが、それでも1,974万人。近年、インバウンド需要が話題となっているが、日本人海外旅行者は訪日外国人旅行者数を1.8倍以上も上回っている。実は日本人が海外へ出かける方が多いのだ。日本ではチップを支払うという文化・風習がないために、どんな時にチップを支払うのか皆目見当がつかない人も多いという。

 海外旅行先で「チップ」にまつわる失敗をしたことがありますか?という問いには「はい」(54%)、「いいえ」(46%)という結果になった。アンケート集計では「はい」「いいえ」がそれぞれ約半数ずつという結果だった。

 「はい」と回答した人の意見では、「一般的な相場よりも多くチップを渡してしまった」「少なすぎて怒られた」「まったく渡さなかった」の3つのパターンの回答が多かった。

 一方、「いいえ」の回答者からは、なぜ失敗せずに済んだのか?という質問には「恥をかかないようにと事前にマナーブックなどで勉強していた」「ツアー会社の人に聞いていたので、枕の下にチップを入れておくことができた」「相場は添乗員や旅慣れた人に聞いてしまう。知らないことはとにかく聞く」など、分からないことをクリアにしてから旅行に出発していた。

 チップで嫌な思いをして旅行した国が嫌いになってしまいかねない。楽しく快適な旅行するためには事前準備、下調べは重要項目だ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る

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