関連記事
NASA、ディスカバリー計画に2件の小惑星探査を選定
あるAnonymous Coward 曰く、 NASAは5日、月・惑星探査ミッションプログラム「ディスカバリー計画」において、木星トロヤ群の小惑星を探査する「Lucy」と、メインベルトのM型小惑星を探査する「Psyche」の2つのミッションを選定したことを発表した(プレスリリース、日本惑星協会、月探査情報ステーション、Slashdot)。
Lucyは2021年打ち上げ予定のミッションで、木星のL2とL4のラグランジュ点にあるトロヤ群小惑星と呼ばれる複数の天体をフライバイ観測するもの。観測期間が2027-2033年におよぶ長期のミッションで、二重小惑星Patroclusなどの観測が予定されている。
一方Psycheは2023年打ち上げ予定のミッションで、その名の通り火星と木星の間のメインベルトの小惑星Psycheを探査するもの。Psycheは金属質のM型小惑星の中でも最大のもので、惑星のコアの研究に繋がると考えられている。Psyche到達は2030年の予定。
今回の選定はディスカバリー計画における13/14番目のミッションとなる。最終候補には金星探査やNEO観測用望遠鏡など計5件が残っていたが、選定された2件がともに小惑星探査ミッションという事で、奇しくもNASAの小惑星重視の姿勢が示される形となった。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | NASA
関連ストーリー:
NASA、小惑星探査機「オシリス・レックス」の打ち上げに成功 2016年09月12日
米企業らによる地球軌道上などに宇宙船の給油基地を建築するプロジェクト 2016年07月07日
新たな地球近傍小惑星「2016 HO3」が発見される 2016年06月20日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- 銀河系最大の恒星ブラックホール発見 ESAのガイアミッション 4/23 08:56
- 中性子星で暗黒物質の存在を特定できる可能性 メルボルン大の研究 4/20 17:00
- 150万年もの年齢差がある不思議な連星系を発見 ヨーロッパ南天天文台 4/17 16:04
- 新星爆発、9月ごろまでに観測可能か NASA 4/10 18:00
- 超新星爆発騒ぎのベテルギウスの現状 3/27 15:47