凸版印刷、台湾の旅行会社と提携―訪日検討者にチラシ情報を配信

2016年9月13日 17:16

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電子チラシサービス「Shufoo!」は台湾の訪日旅行者向けサービスに日本のチラシなど買い物情報を提供する。図は、東南旅行社の旅行サイト 「東南旅遊」 でのチラシの掲載イメージ。

電子チラシサービス「Shufoo!」は台湾の訪日旅行者向けサービスに日本のチラシなど買い物情報を提供する。図は、東南旅行社の旅行サイト 「東南旅遊」 でのチラシの掲載イメージ。[写真拡大]

 凸版印刷は13日、同社が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」が台湾の訪日旅行者向けサービスと提携し、チラシなどの日本の買い物情報を提供すると発表した。シュフーを利用する流通企業にとっては、訪日旅行を検討・予定する台湾在住者などにチラシを配信できるようになる。

 同社によると、今回の提携では、台湾の大手旅行代理店である東南旅行社の旅行サイト「東南旅遊」など3社に対して、チラシをはじめとした日本の買い物情報を提供する。買い物情報は、訪日前は日本での買い物計画を立てるための情報源として、訪日中は最寄りの店舗を検索するツールとして利用されることを想定しており、これによってシュフーを利用する流通企業の訪日外国人集客を支援するという。

 提携する台湾の旅行会社にとっては、信頼度・鮮度が高い日本の買い物情報を自社メディアに掲載することで、自社ユーザーのサービス利用促進ができるとしている。

 「Shufoo!」は、訪日外国人向けの買い物情報サービス「Shufoo!インバウンドサービス」を3月8日に提供開始した。「Shufoo!インバウンドサービス」は、訪日前・訪日中の中国語圏(台湾、香港、中国等)からの旅行者に対して、家電量販店、ドラッグストア、スーパーなどの流通企業のチラシや買い物情報を配信する。チラシは普段から日本人が利用する鮮度が高い買い物情報として、主に日本語のものをそのまま使用しているが、検索導線や店舗情報、地図、経路案内は多言語化し、英語、中国語(簡体字/繁体字)に対応している。

 凸版印刷は、「Shufoo!インバウンドサービス」と国内外の訪日外国人向けサービスとの提携を進め、2017年3月末までに、ユーザー規模を100万人にすることを目指すとしている。

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