高コスパ、2万円切りのノイキャンイヤホン「HUAWEI FreeBuds Neo」

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HUAWEIの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Neo」は、国内で10月21日に発売された。市場想定価格は1万7380円(税込)。片耳約4.8gの軽量設計で、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や高音質コーデックのLDACに対応する。購入時に確認したいのは、利用するスマートフォンで使える音声機能と、その設定に応じたバッテリー駆動時間である。
■Pro、i、SEに続く新ラインアップ、国内は3色展開
ファーウェイ・ジャパンによると、FreeBuds Neoは既存のPro、i、SEシリーズに加わる新たなラインアップだ。日本ではブラック、ホワイト、シルバーの3色を展開し、公式オンラインストアや家電量販店などで販売する。
短いステムと、宇宙船を思わせる丸みのある充電ケースが外観上の特徴となる。イヤホン本体は片耳約4.8gで、IP55の防塵・防水性能を備える。充電ケースはこの保護等級の対象外だ。
海外ではStellar Silver、Nebula Pink、Ice White、Starry Blackの4色を展開する。日本向けは3色のため、購入する地域によって選べるカラーが異なる。
■ANCの公称値とレビューでの評価
HUAWEIが公表するANC性能は、特定の周波数帯で最大55dB、50Hz~20kHzの複数周波数で平均30dBだ。同社の実験室でIEC 60268-24に基づいて測定した値で、装着状態や周囲の音によって実際の効果は変わる。
IEC 60268-24:2023は、ANC搭載ヘッドホン・イヤホンの特性や測定・評価方法を定める国際規格である。最大値は特定の帯域での性能を、平均値は所定の測定条件で複数周波数をまとめた性能を表す。
HUAWEIによると、第3世代オーディオチップは周囲のノイズ情報を毎秒最大40万回取得し、ノイズ処理の遅延を約8マイクロ秒に抑える。音響構造ではC字型チューブと通気孔を組み合わせ、ノイズ低減を図っている。
Notebookcheckは実機レビューで、一定の背景雑音が続く環境でANCの効果を評価した。一方、外音取り込みモードでは背景のサーというノイズが聞こえ、静かな場所で特に気になったと報告している。
通話用には、左右それぞれに3基のマイクとVPU骨伝導マイクを搭載する。HUAWEIは、音声に伴う振動を捉える仕組みとノイズ低減処理を組み合わせ、話者の声を周囲の雑音から識別すると説明する。Notebookcheckも、通話時の声の明瞭さと背景雑音の抑制を評価した。
■LDACとL2HCは接続機器によって使い分ける
音を再生するドライバーには、11mmのダイナミック型を採用する。日本向けに公表された再生周波数帯域は20Hz~40kHzで、Bluetooth接続の音声コーデックにはSBC、AAC、LDACなどを利用する。
LDACはソニーが開発した音声符号化技術で、最大96kHz/24bitの音声に対応する。非可逆圧縮を用い、最大伝送速度は990kbpsだ。比較すると、CDのステレオ音声を非圧縮PCMで表した場合のデータ量は、44.1kHz/16bitで約1411kbpsとなる。
ソニーによると、LDACの「Best effort」モードは通信状況に合わせて330、660、990kbpsを自動調整する。Androidでは開発者向けオプションから伝送品質を指定できる機種もある。FreeBuds NeoでLDACを使う際は、対応する接続機器に加え、HUAWEI Audio Connectで「音質を優先」を有効にする設定が必要だ。
SoundGuysのコーデック測定では、LDACの330kbpsモードはaptXやSBCに比べ、周波数特性や雑音の面で不利な結果だった。同媒体はこの測定を過去の機器を使った試験として掲載している。実際の利用では、伝送速度と接続の安定性を使用環境に合わせて選ぶことになる。
HUAWEIの対応端末では、独自コーデックL2HC 4.0による最大2.3Mbpsの伝送も利用できる。同社は対応機器との組み合わせで48kHz/24bitのロスレス音声に対応するとしており、利用条件は端末の機種とOSバージョンによって異なる。公式の対応表には、EMUI搭載端末も含まれる。
iPhoneとはBluetoothで接続し、AACを利用できる。LDACを使いたい場合は、スマートフォン側の対応も確認しておきたい。
■公称6.5時間と実測4.5時間、それぞれの条件
HUAWEIの公称再生時間は、イヤホン単体でANCオフ時に最大10時間、オン時に最大6.5時間だ。充電ケースを含めると、ANCオフ時に最大40時間、オン時に最大24時間としている。
これらは同社の実験室で、AAC、音量50%、接続品質優先などの条件で測定した値である。一方、NotebookcheckがANCとLDACを同時に有効にして試したところ、約4.5時間の再生が可能だった。同じ機能の組み合わせで使う人にとって、一つの参考値となる。
HUAWEIも、高音質設定はバッテリー駆動時間や接続の安定性に影響する場合があると案内する。実際の駆動時間は音量、音源、周囲の騒音、使用機能によって変わるため、長時間の外出では充電ケースを含めて使い方を考えたい。
■本体操作と連携アプリの役割
FreeBuds Neoは、スマートフォンなどのBluetooth設定から接続して音楽や通話に利用できる。本体のタッチ操作で再生や音量調節に対応し、長押しでノイズキャンセリングモードを切り替えられる。
HUAWEI Audio Connectでは、イコライザー調整、接続機器の管理、操作のカスタマイズ、イヤホンを探す機能などを提供する。ヘッドトラッキング付き空間オーディオも、AndroidまたはiOSの同アプリから有効にする。
近くのイヤホンを音で探す機能に加え、対応するHUAWEIスマートフォンやタブレットでは、最後に確認された位置を地図で表示できる。後者にはHarmonyOS 2.0以降と「端末を探す」の有効化などの条件がある。
アプリの対応OSはAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降、iPadOS 13.0以降だ。Bluetooth 6.0と、異なるOS間でも2台に同時接続できるマルチポイントに対応しており、パソコンとスマートフォンを使い分ける用途にも向く。
■アプリのデータ開示と中国の法制度
HUAWEI Audio ConnectのiOS版について、開発元はApp Storeでデータの取り扱いを開示している。分析目的ではユーザーID、端末ID、利用状況、診断情報など、アプリ機能の提供目的ではメールアドレス、電話番号、写真・動画、問い合わせ情報などを収集する場合があるとしている。
■地域別価格と比較するときのポイント
地域別の公表価格を見ると、欧州の希望小売価格は129ユーロ(約2万2800円)、香港の発売時価格は798香港ドル(約1万6000円)、中国の公式掲載価格は699人民元(約1万6600円)からとなっている。2026年11月3日の確認時点で、マレーシアの公式ストアは通常499リンギット(約1万9400円)に対し399リンギット(約1万5500円)を表示している。
比較対象には、ANCを備えるSamsung Galaxy Buds FEや、外音取り込み機能を持つソニーのWF-C510がある。音楽を聴く際のANCを重視するか、外音を聞きながら使う機能や軽さを重視するかによって、比較すべき点も変わる。
FreeBuds Neoは、軽量な本体にANC、LDAC、空間オーディオ、マルチポイントを組み合わせた製品だ。購入時は国内向けの価格・カラーに加え、接続する端末で利用できるコーデック、アプリで設定する機能、必要な連続再生時間を照らし合わせると選びやすい。
元記事: HUAWEI FreeBuds Neo Thailand Launch: Strong ANC Tech Comes With China Data Law Trade-Off
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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