Xiaomi HyperOS 4、中国で安定版を段階配信 対象機種と主な新機能

(Xiaomi.com)[写真拡大]
Xiaomiは10月15日、中国でHyperOS 4安定版の段階配信を始めた。先行するのはXiaomi 17シリーズなどのスマートフォンとXiaomi Pad 8シリーズで、対象機種にも更新は順次届く。日本を含む中国国外向け安定版の配信日程は、10月16日時点で発表されていない。
■中国ではXiaomi 17シリーズなどから配信
Xiaomiが公表した中国向け日程では、最初の対象にXiaomi 17 Ultraと同Leica Edition、Xiaomi 17 Pro Max、Xiaomi 17 Pro、Xiaomi 17が入る。REDMI K100 Pro MaxとK100 Pro、REDMI K90 Pro Maxと同Champion Edition、REDMI K90、Xiaomi Pad 8 Pro、Xiaomi Pad 8も含まれる。
更新は対象機種へ一斉に届く方式ではなく、段階的に配信される。利用者は端末の設定画面から更新の有無を確認できる。中国向けの日程と対象機種は、Xiaomiが変更する場合がある。
10月31日までに配信開始が予定される次のグループには、Xiaomi 17 Max、17T Pro、17T、REDMI K90 Max、K90 Ultra、REDMI Turbo 5 Max、Turbo 5、REDMI K Pad 2、Xiaomi TV S Mini LEDシリーズなどが入る。11月にはXiaomi 15シリーズ、Xiaomi MIX Flip 2、Xiaomi Civi 5 Pro、Xiaomi Pad 7シリーズなどにも対象が広がり、Xiaomi 14・13シリーズは12月の予定だ。中国向け計画はテレビやウェアラブル端末にも及ぶ。
中国国外では、Xiaomiが9月に一部機種を対象としたHyperOS 4のベータテスト参加者を募集した。対象にはXiaomi 17 Ultra、Xiaomi 17、Xiaomi 17T Pro、Xiaomi 17T、Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 15が含まれる。ベータ版の対象や日程は中国向け安定版とは別であり、日本向けの提供状況は国内の公式案内で確認する必要がある。
■動作性能と操作画面を更新
XiaomiはHyperOS 4で、処理負荷を細かく把握する仕組みと、アプリの利用を見越してメモリを準備する機能をHyperCoreに加えた。アプリ向けの新しい実行環境も設け、起動や操作の滑らかさを改善すると説明している。HyperCoreはHyperOS 2から使われている同社の基盤技術だ。
中国向け公式ページに掲載されたXiaomi 17 Ultraでの社内試験では、9時間使用した後に30個のアプリを起動する合計時間が、HyperOS 3の169.4秒からHyperOS 4の139.7秒になった。短い動画の再生・スクロール時の平均フレーム落ち率も比較している。数値は同社の試験環境における平均値で、端末や使用条件によって体感は変わる。
画面には、周囲の色や表示内容に応じて透明感や光の表現を変える「Soft Light Glass」を導入した。ロック画面の時計や通知、ホーム画面のフォルダーとウィジェットにも変更が加わる。Xiaomiによると、ガラス表現や操作時の光の効果は端末の性能とOSの版によって異なり、対応するプロセッサーにも条件がある。
中国向け公式ページが示す対応条件は、スマートフォンとタブレットではSnapdragon 8 Elite以上、スマートフォンではDimensity 9500以上またはXiaomi Xring O1以上だ。一部の機能は対応機種やアプリの版によっても利用可否が変わる。日本向けの機能名や対応機種については、国内向けの正式な案内を待つ必要がある。
■画面上の情報を使うAI機能
中国向けの「Super XiaoAi 2.0」は、Xiaomi MiMoモデルを用いるAIアシスタントだ。「Inspiration Ball」では、画面上の場所を指して道案内を頼んだり、商品を指して購入先を探したり、メッセージ内の日時から予定を登録したりできるとXiaomiは説明する。写真の検索や旅行計画、家電の操作にも機能を広げている。
録音アプリには、会議内容の要点抽出や概要作成が加わる。ノートアプリでは音声による記録とAIを使った整理を提供する。いずれも中国向け公式ページでは対応機種などに条件が示されており、機能の提供状況は地域によって異なる。
画面上の情報を利用する機能では、扱うデータと設定の確認も重要になる。XiaomiのAI関連プライバシーポリシーは、画面内容に関わる指示を実行する際には、その内容を取得すると説明している。一方、中国向け公式ページでは、Inspiration Ballの呼び出し機能は初期設定でオフとされ、利用者が設定画面から有効にする方式だ。
■セキュリティと今後の確認点
ソフトウェアの安全性は、更新された機能だけでなく、個々のアプリやサービスのデータ処理にも左右される。2020年には、研究者がXiaomi製ブラウザーの閲覧データ収集を報告し、Xiaomiは分析目的の収集を認めたうえで識別性を巡る見解に異論を示した。同社はその後、収集を切り替える設定を更新したとForbesなどが報じている。
セキュリティ企業Oversecuredは2024年、Xiaomi端末のアプリやシステム部品で見つけた20件の脆弱性を公表した。同社によると、問題は2023年にXiaomiへ報告され、修正された。アプリやシステム部品の更新状況を確認することは、利用者にとって引き続き重要だ。
中国の国家情報法第7条は、組織と市民に法に従って国家情報活動を支援・協力するよう定めている。サイバーセキュリティ法の技術協力や国内保存に関する規定、データ安全法のデータ取得に関する規定には、それぞれ対象や手続きがある。利用者がAI機能のデータの扱いを判断する際は、利用地域で適用される規約と各機能の説明を確認したい。
中国国外の利用者にとって、次に確認すべきなのは各地域の安定版配信日、対応機種と機能、実使用環境での性能だ。Xiaomiの公表値は社内試験によるため、中国で先行した端末の使用報告や第三者による測定も、更新内容を見極める材料になる。
元記事: HyperOS 4 Stable Arrives in China With Rust-Built Core and Legal Asterisk
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
スポンサードリンク
