2035年の6G接続は世界で24億件、GSMA Intelligence予測 中国では接続の過半が6Gに

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GSMA Intelligenceは、世界の6G接続数が2035年末に24億件に達するとの予測を公表した。中国国内では同年にモバイル接続の過半が6Gになると見込む。一方、世界全体では5Gが約6割を占め、6Gへの移行は地域によって異なる速さで進む見通しだ。
■2030年末は5000万件、2035年末には24億件
GSMA Intelligenceが2026年9月23日に公表した予測では、世界の6G接続数は2030年末に約5000万件となる。これは同時点のモバイル接続全体の約0.5%に当たる。2030~2032年を初期展開と端末・サービスなどの開発が進む時期と位置付け、2033年以降に世界規模へ広がるとみている。
予測接続数は2031年末に約2億7500万件、2032年末に約7億4000万件となる。2033年中に10億件を超え、同年末に約13億件、2034年末に19億件、2035年末に24億件へ増える見込みだ。
それでも2035年末の世界のモバイル接続に占める割合は、6Gが約23%、5Gが約60%、4Gが約17%と予測される。通信事業者は5Gのカバー範囲拡大や高度化を続けながら、6Gの導入を進めることになる。
■中国国内では接続の過半が6Gに
GSMA Intelligenceは、中国国内のモバイル接続の過半が2035年までに6Gになると予測する。中国市場の規模は世界の接続数にも大きく影響するが、この予測は中国が世界の6G接続数の過半を占めるという意味ではない。
初期の導入は東アジア、北米、欧州の一部で先行する見通しだ。2035年末には北米の接続の約半分、欧州では約4分の1が6Gになると同社は予測する。いくつかの新興市場地域では普及率が10%未満にとどまり、5Gの拡大が優先されるという。
日本でも2030年ごろの実用化を見据え、情報通信研究機構や通信事業者が6Gに向けた研究開発を進めている。導入時期や普及の速さは、各市場の既存ネットワーク、利用できる周波数、端末やサービスの整備状況に左右される。
■通信に加え、センシングやAIの活用を想定
国際電気通信連合(ITU)は、6Gに相当するIMT-2030の枠組みで、通信とセンシングの統合を含む6つの利用シナリオを示している。通信に使う電波を周囲の物体や動きの把握にも活用する構想で、インフラ監視や産業分野での利用が検討されている。
AIと通信の連携も利用シナリオの一つだ。GSMA Intelligenceは、AIをネットワーク運用により深く取り入れることで、通信資源の配分やネットワークの最適化、電力管理の自動化が進む可能性を挙げる。通信と計算処理の連携も、6Gに向けた開発課題となっている。
これらは現在のすべての基地局に備わる機能を示すものではなく、標準化や研究開発が進む領域だ。日本の研究開発でも「通信とセンシングの統合」という表現が使われている。
■増える通信量と周波数の確保
GSMA Intelligenceは、世界のモバイルネットワークの通信量が2025年の月間約144エクサバイトから、2035年には月間約604エクサバイトへ増えると予測する。動画に加え、AIを使う端末やカメラ、センサー、XR(クロスリアリティ)による通信が伸び、上り通信の容量や遅延、信頼性への要求も変わる可能性がある。
GSMAの2026年の周波数分析では、人口密度の高い地域の需要に対応するため、2035~2040年に必要な中周波数帯の幅を世界平均で2~2.5GHzと推計する。需要が特に大きい国では2.4~3.3GHzと見込み、多くの国で現在モバイル向けに特定されている約1GHzに加え、1~2GHzの確保が必要だとしている。
周波数の利用方針は国や地域で異なる。2027年に上海で開かれる世界無線通信会議(WRC-27)に向けた検討も進むが、会議の開催地だけで各国の周波数政策や6Gの普及が決まるわけではない。通信容量の拡大には、周波数の確保とともに、電波の利用効率の改善や基地局の配置も関わる。
元記事: GSMA Intelligence Puts 2.4 Billion 6G Connections on 2035 Map, With China Dominant
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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