「現代版イソップ童話」30巻突破ー問いかける童話は、なぜ30巻を超えたのか─ 「現代版イソップ」が続く理由
配信日時: 2026-02-18 10:00:00
「教訓を教える童話」ではなく、「問いを残す童話」を書いてみたい。その思いから始まった『現代版イソップ童話』は、気がつけば30巻を超えるシリーズになりました。
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最初は、古典の再話でした。
けれど、物語を書き進めるうちに、少しずつ方向が定まっていきました。
正解を示すのではなく、読んだ人の中に問いが残る形にすること。
大人にも子どもにも、同じ物語が違って響く構造にすること。
読者から寄せられた感想の中には、
「子どもと話す時間が増えた」
「答えを急がなくていいと気づいた」
といった声がありました。
巻数が増えたこと自体がニュースなのではありません。
問いを重ね続けられたことが、30巻という形になったのだと思っています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163883/102/163883-102-4fb55a11fa79b9fb452b355264bee351-1414x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
これまでの歩み
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163883/102/163883-102-efb2b0e77cf6c0fbffe2b1cffe79829e-1909x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
シリーズは、古典イソップだけでなく、日本神話へと広がりました。
『ヤマタノオロチ』をはじめとする神話編では、
“善悪”を単純に分けるのではなく、立場や背景から物語を見直す試みを行っています。
現代版イソップは、日本語版と同時に、英語版の刊行も行っています。
翻訳ではなく、文化や読者背景を踏まえて再構築することで、
「問い」は国境を越えてどう響くのかを探っています。
30巻を超えたいま、あらためて思うのは、
童話は「教えるための道具」ではなく、
「考える時間をつくる装置」になり得るということです。
物語の中で提示された問いを、
それぞれの家庭や教室、あるいはひとりの時間の中で持ち帰ってもらえたなら、
それがこのシリーズの存在意義だと感じています。
『現代版イソップ童話』は現在も継続刊行中です。
問いを止めないかぎり、物語もまた、止まらないのかもしれません。
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