ナオバイオス、ヌヴォニスと欧州ワクチンイニシアチブと連携し、インフルエンザ感染誘発ウイルスの製造に着手
配信日時: 2025-09-02 16:00:00

欧州ワクチンイニシアチブが調整を担うInno4Vacコンソーシアムと連携し、ナオバイオスはヌヴォニスのベロ細胞バンクを活用して、インフルエンザウイルスA(H3N2)に基づくヒト感染モデルの開発を支援
(フランス・ナント、オーストリア・ウィーン、ドイツ・ハイデルベルク)- (ビジネスワイヤ) -- バイオプロセス開発および、ウイルスベース製品の治験用バッチにおける医薬品の製造管理および品質管理基準(GMP)準拠製造のCDMO(医薬品開発・製造受託機関)であるナオバイオス、ワクチンおよびその他の生物製剤向けに革新的な細胞バンクを提供するバイオテック企業のヌヴォニス、そして欧州を代表する非営利の生産開発パートナーシップ(PDP)である欧州ワクチンイニシアチブ(EVI)はこのたび、Inno4Vacコンソーシアムを通じて、インフルエンザA(H3N2)型のヒト感染誘発ウイルスの開発に向けた共同プロジェクトを発表しました。 この取り組みは、インフルエンザA(H3N2)に対する季節性ワクチンの有効性が低いという課題に対し、長期的な解決を目指すものです。
より迅速かつ効果的なワクチン開発のニーズに対応するため、EVIによる官民パートナーシップのInno4Vacコンソーシアムでは、インフルエンザA(H3N2)の革新的なヒト感染モデル(CHIM)開発を進めています。
ナオバイオスは今回のプロジェクトで、ヌヴォニスの特性が明確でGMP準拠のベロ細胞ワーキングセルバンクを活用します。これによりナオバイオスは、細胞バンク開発にかかる時間を短縮し、テスト済みで規制に準拠し、産業基準に沿って生産された細胞基質を用いたヒト感染誘発ウイルスのGMP製造に即座に着手することができます。
ベロ細胞は、EMAやFDAなどの国内外の規制当局に広く受け入れられており、商業ワクチン生産に用いられています。
製造完了後は、Inno4Vacコンソーシアム主導によるCHIM臨床試験が予定されており、2026年の第3四半期から第4四半期にかけて実施される見込みです。
ナオバイオスについて
ナオバイオスは、バイオプロセス開発およびBSL2/BSL3ウイルス性ワクチン、腫瘍溶解性ウイルス、ウイルスベクター、感染誘発ウイルスの治験用バッチGMP生産の医薬品開発・製造受託機関(CDMO)です。フランスに本社を構え、2019年にクリーンバイオロジクスグループに参画しました。
バイオプロセス開発で15年の経験を持つ同社は、スケーラブルな産業プロセスにおける技術面のノウハウを活かし、顧客の創薬候補を、最高水準の品質で迅速に臨床段階へと導きます。高い適応力と幅広い専門性、そして意欲的で献身的なチームにより、初期段階から完了までプロジェクトを一貫して導きます。経験豊富な有資格スタッフが、多様なウイルスおよび細胞基質ラインに対応しています。
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