ASUS、WindowsノートPCでGoogle AI Pro/Plusを3カ月無料提供、日本でも対象モデルから利用可能

2026年8月13日 00:16

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記事提供元:Tech Times

Photo by Rubaitul Azad on Unsplash

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ASUSはGoogleとの提携により、対象となるWindowsノートPCの購入者に「Google AI Pro」または「Google AI Plus」を3カ月間、追加料金なしで提供する。日本でもGoogle AI ProとGoogle AI Plusは提供されており、対象モデルとGoogleアカウントの条件を満たせば、MyASUSアプリから特典を引き換えられる。ただし、対象プランや利用できる機能はモデル、地域、年齢、アカウントなどによって異なる。

■Windows PCへの本格展開

ASUSは2026年8月10日、Googleとの新たな提携を発表した。これにより、対象となるASUSおよびROGブランドのノートPCの購入者は、「Google AI Pro」または「Google AI Plus」を3カ月間、追加料金なしで利用できる。特典は「MyASUS」アプリを通じて引き換える。

主要なWindows PCメーカーが、幅広いコンシューマー向け製品にGoogleのAIプランをバンドルするのは今回が初めてとなる。MicrosoftのCopilot+エコシステムが展開されてきたWindows PC市場で、GoogleがAIサブスクリプションの利用者獲得に本格的に乗り出す施策と位置付けられる。

これまで、Google AIをハードウェアにバンドルする取り組みはChromebookが中心だった。Acerは2025年6月、対象となるChromebook Plusモデルに12カ月間のGoogle AI Proを付属させ、ASUSのExpertBook CX54 Chromebookにも1年間のGoogle One AI Premiumが付属していた。

今回の特典は、対象となるプラットフォームと製品の範囲が異なる。ROGのゲーミングノートPC、Zenbook、Vivobook、TUF Gaming、ProArtなどのWindows搭載製品が対象で、2025年、2026年、今後登場する2027年モデルの一部が含まれる。購入者はWindowsノートPCを入り口として、ほかのデバイスでも利用できるGoogle AIのサブスクリプションを受け取ることになる。

■購入者が利用できる特典

提供される特典は、購入する対象デバイスに応じてGoogle AI ProとGoogle AI Plusの2種類に分かれる。

上位プランのGoogle AI Proでは、Googleの高性能なGeminiモデルをより高い利用上限で使用できるほか、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトなどで共有する5TBのクラウドストレージが提供される。ストレージ容量は2026年4月に、価格を据え置いたまま2TBから5TBへ増量された。

利用できる機能には、複雑な質問を調査して構造化されたレポートを作成する「Deep Research」、クリエイティブ制作向けの「Google Flow」、動画を扱う「Gemini Omni」、音楽生成の「Lyria 3」、画像生成・編集の「Nano Banana 2」などが含まれる。また、プランの規約や提供地域によっては、「Jules」「Google AI Studio」「Google Antigravity」などの開発者向け・エージェント型ツールへのアクセスも拡大される。

日本におけるGoogle AI Proの通常料金は月額2,900円である。3カ月分に換算すると8,700円相当となるが、実際の更新料金やプラン内容は申し込み画面で確認する必要がある。

エントリープランに位置付けられるのがGoogle AI Plusである。Googleは2026年6月8日に同プランの料金とストレージ容量を改定し、米国では月額料金を7.99ドルから4.99ドルに引き下げるとともに、クラウドストレージを200GBから400GBへ増量した。

日本では月額725円で提供されており、3カ月分では2,175円相当となる。GeminiアプリとGemini Notebookへのアクセス、クリエイティブ生成機能、Googleアプリ内のAI機能、400GBのクラウドストレージなどを利用できる。

両プランでは、Geminiアプリ、Deep Research、Google Flow、Gemini Omni、GmailやGoogleドキュメントなどに組み込まれたGeminiを利用できる。ただし、利用資格、言語、地域、プランによって提供機能や利用上限が異なり、一部の機能は段階的に展開される。

■MicrosoftのAIエコシステムからWindowsユーザーを獲得する狙い

この提携の戦略的な意味は、特典の金額だけではなく、提供するタイミングと経路にある。Google AI Proの3カ月無料提供は一定の訴求力を持つが、より重要なのは、Windows PCの初期設定という利用者の関心が高い場面でGoogle AIを体験してもらえる点だ。

Googleは2026年5月のGoogle I/O 2026でAIサブスクリプションの構成を再編し、AI Plus、AI Pro、AI Ultraへと続く段階的なプラン体系を構築した。同社は有料利用者の基盤を拡大しており、2025年5月時点でGoogle Oneの有料会員数は1億5,000万人を超え、15カ月間で50%増加した。次の課題は、Google AIに料金を支払ったことのない利用者を継続契約へ転換することである。

ソフトウェアの流通では、ハードウェアへのバンドルは有力な利用促進手段の一つとなる。広告メールから申し込む場合とは異なり、ノートPCのセットアップ中にトライアルを有効にする購入者は、新しいデバイスを使い始める準備をしている段階にある。

Google I/O 2026の後に公開されたOmdiaの分析は、SamsungとGoogleの関係を検討する中で、ハードウェア購入時にAIトライアルをバンドルすることで、サブスクリプションへの転換を促し、メーカーが販売時に具体的なAIの価値を訴求できると指摘した。今回のASUSとの提携は、この仕組みを大規模なWindows PCブランドで展開するものだ。

これまでのGoogle AIのハードウェア特典は、すでにGoogleのOSを選択しているChromebook購入者が主な対象だった。一方、ASUSのZenbookやROGの購入者はWindowsユーザーであり、Microsoft 365、OneDrive、Copilotなどを利用している可能性がある。

Google AIのトライアルを、独立した申し込みページではなくASUSのデバイス管理アプリに組み込んで提供することで、GoogleはWindowsユーザーへ直接接点を持てる。トライアル終了後も契約が継続されれば、Windows環境内にGoogle AIの有料利用者を獲得できることになる。

■プログラムの対象範囲と「対象条件」の意味

プログラムの実施期間は2026年8月10日から2027年8月9日までで、特典の引き換え期限は2027年9月10日となっている。対象には、ROG、TUF Gaming、ProArt、Zenbook、Vivobookの各シリーズに属する2025年、2026年、今後登場する2027年モデルの一部が含まれる。

すべての製品が対象になるわけではなく、再生品は対象外となる。対象モデルと付属するプランは、ASUSの特典ページまたはMyASUSアプリで個別に確認する必要がある。

特典の引き換えはMyASUSアプリから行う。アプリでASUSアカウントにログインし、ユーザーセンターの会員限定クーポンから対象特典を選択すると、Googleの引き換えページへ移動する。利用開始には、条件を満たす個人のGoogleアカウントと有効な支払い方法が必要となる。

ASUSの案内によると、この特典はGoogle AI ProまたはGoogle AI Plusがエンドユーザー向けに提供されている国・地域で利用できる。日本では両プランが提供されているため、日本で購入した製品についても、対象モデルやアカウントなどの条件を満たせば利用できる。

なお、MyASUSの言語設定は、デバイスを購入した国・地域と一致させる必要がある。アプリがデバイスを確認し、対象であれば1回限りの特典を表示する仕組みだ。

ASUSは、「地域別の提供状況、年齢およびアカウントの利用資格、言語、モデルへのアクセス、利用上限はGoogleのプランによって異なり、時間の経過とともに変更される可能性がある。一部のGoogle AI機能は特定の国でのみ利用できるか、段階的に展開される場合がある」と説明している。

■実際のターゲット層とそうでない層

Gmailを主なメールサービスとして使い、Googleドライブにファイルを保存し、Googleフォトを利用している購入者にとって、無料期間は単独では契約しなかった可能性のあるAI機能を試す機会になる。特にDeep ResearchやGoogle Flow、クラウドストレージの増量は、Googleのサービスを日常的に利用しているユーザーにとって実用的な特典となり得る。

Google AI Plusの400GBは、無料のGoogleアカウントに付属する15GBの26倍以上に相当する。Google AI Proの5TBは、文書、写真、動画などを大量に保存するユーザーに向けた容量である。すでに別のクラウドストレージに料金を支払っている場合は、AI機能とストレージを一つの契約にまとめられる可能性もある。

一方、Microsoft 365を中心に使い、OneDriveやCopilotを利用しているユーザーにとっては、Google AIへ移行する利点が直ちに明確になるとは限らない。それでも、3カ月の無料期間は、多くのWindowsユーザーがGoogleのAIツールを継続的に試す機会となる。

その体験が、無料期間終了後の有料契約につながるかどうかが、ASUSとGoogleの狙いとなる。

■3カ月のトライアル終了後

3カ月の無料期間が終了すると、登録時に表示された日本向けの通常月額料金でサブスクリプションが自動更新され、登録した支払い方法に請求される。2026年8月時点の日本向け通常料金は、Google AI Proが月額2,900円、Google AI Plusが月額725円である。

課金を避けたい場合は、無料期間が終了する前にGoogle OneアプリまたはGoogle Oneのウェブサイトから解約する必要がある。無料期間中に解約しても、メンバーシップは原則として無料期間の終了日まで有効となる。

既存のGoogle One会員も、所定の条件を満たせば特典の対象になり得る。ただし、特典を開始すると既存プランは終了し、Google AIのトライアルが直ちに開始される。既存契約の残存期間については、条件に応じて返金される場合があるため、引き換え画面に表示される内容を確認する必要がある。

無料期間の終了後に解約した場合、Googleアカウント自体が失われるわけではない。ただし、使用中のストレージ容量が解約後の保存容量を超えている場合は、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトなどの利用に影響する可能性があるため、解約前に保存容量を確認しておく必要がある。

■注目ポイントQ&A

●どのASUS製ノートPCがGoogle AI特典の対象になりますか?

ROG、TUF Gaming、ProArt、Zenbook、Vivobookの各シリーズに属する2025年、2026年、今後登場する2027年モデルの一部が対象です。すべてのモデルが対象になるわけではなく、再生品も対象外です。ASUSの特典ページでモデル名を入力するか、MyASUSアプリで対象かどうかを確認してください。

●日本で購入したASUS製ノートPCでも利用できますか?

日本ではGoogle AI ProとGoogle AI Plusが提供されているため、対象モデル、Googleアカウント、年齢などの条件を満たせば利用できます。MyASUSの言語設定を製品の購入国・地域に合わせたうえで、会員限定クーポンに特典が表示されるか確認してください。利用できるプランや機能はモデルと地域によって異なります。

●Google AI ProとGoogle AI Plusの違いは何ですか?

Google AI Proは上位プランで、Googleの高性能なGeminiモデルをより高い利用上限で利用でき、Jules、Google AI Studio、Google Antigravityなどの開発者向け機能へのアクセスも拡大されます。クラウドストレージは5TBで、日本向け通常料金は月額2,900円です。

Google AI Plusはエントリープランで、Gemini、Googleアプリ内のAI機能、クリエイティブ生成機能などを利用でき、400GBのクラウドストレージが付属します。日本向け通常料金は月額725円です。どちらのプランが付属するかは、購入した対象モデルによって異なります。

●既存のGoogle One会員も特典を利用できますか?

ASUSの案内では、Google AI ProまたはGoogle AI Plusに未加入のGoogle One会員に加え、同プランの有料契約またはトライアルを利用している会員も対象になり得ます。ただし、Googleアカウントや既存契約の種類によって利用資格が異なる場合があります。

特典を開始すると既存のGoogle Oneプランは終了し、Google AIのトライアルが直ちに始まります。既存契約の残存期間については、条件に応じて返金される場合があるため、引き換え時の表示を確認してください。

●3カ月のトライアルが終了すると、料金やストレージはどうなりますか?

事前に解約しない限り、無料期間終了後は登録時に表示された通常月額料金で自動更新されます。日本では2026年8月時点で、Google AI Proが月額2,900円、Google AI Plusが月額725円です。

課金を避けるには、無料期間が終了する前にGoogle Oneアプリまたはウェブサイトから解約してください。無料期間中に解約しても、通常は期間終了日まで特典を利用できます。解約後の保存容量を超えるデータを保管している場合は、Googleの各サービスに影響する可能性があるため、事前に使用量を確認してください。

元記事: ASUS Bundles Google AI Pro on Windows Laptops, Targeting Microsoft Copilot Users

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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