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米株式市場、S&P500が四半期14.9%上昇 AI株けん引で20年2Q以来の高パフォーマンス

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米株式市場は6月、新型コロナウイルス禍からの回復期以来で最も好調な四半期を終えた。一方、この目覚ましい上昇相場が2026年下半期も続くかどうかについては、投資家の間では疑問の声が上がっている。
多くのストラテジストによれば、その答えは、今回の急伸を支えた要因の中でもとりわけ人工知能(AI)、堅調な企業業績、そして予想以上に底堅い米経済が、割高なバリュエーションやインフレ、FRBの金融政策への懸念を今後も上回り続けられるかどうかにかかっているという。
主要指数のS&P500種株価指数は第2四半期(4-6月)に14.9%上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は21.4%急伸、いずれも2020年第2四半期以来で最高の四半期パフォーマンスとなった。ダウ工業株30種平均も、2021年以来最も好調な上半期を終えた。
上昇相場の多くはAI投資ブームによって支えられており、同ブームは米企業社会を変え続けている。半導体企業が最大の勝ち組として台頭しており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は同四半期に87.8%という驚異的な上昇を記録し、過去最高のパフォーマンスとなった。
インテル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、マイクロン・テクノロジーなどは軒並み3桁の上昇率を記録し、AIインフラの大規模な構築から恩恵を受けると見込まれる企業に投資マネーが殺到した。
これまでのテクノロジー株上昇局面が主に投資家心理の楽観に支えられていたのとは異なり、多くのアナリストは、今回の上昇は企業収益の改善によって裏付けられる度合いが強まっていると指摘する。米政府の最近のデータによると、国内企業利益が米国内総所得(GDI)に占める割合は、1950年代前半以来の高水準に達した。
とはいえ、市場関係者は、目覚ましい上昇によってバリュエーションが失望を招きかねない水準まで押し上げられたと警戒感を示す。NBCの報道によると、投資家は今後数カ月にわたり、来る決算シーズンやインフレ指標、FRBの次回の金利政策決定など、複数の試練に直面するという。
企業収益が高い株価を正当化し続ければ、上昇相場にはなお余地が残る可能性がある。そうでなければ、バリュエーションが高いテクノロジー株には再び下落圧力がかかりかねない。AIは依然として市場最大の強みであると同時に、最大のリスクでもある。
大手テクノロジー企業は、AI向け半導体やクラウドインフラ、データセンターに数千億ドル規模の投資を続けており、これが半導体業界のサプライヤー全体を押し上げる強力な支出サイクルを生み出している。
ただし、歴史は警戒すべき理由も示している。鉄道、電気通信、インターネットなど過去の技術革命は、いずれも巨額の富を生み出した後、痛みを伴う調整局面を経験した。一部のエコノミストは、今回のAIブームがこうした過去の投資サイクルと共通する特徴を持つと指摘し、期待が過度に楽観的になっている可能性を問題視している。
もう一つの潜在的な課題は金融政策だ。米経済は底堅さを維持しているものの、インフレは完全には収まっておらず、そのためFRBが金融環境の緩和に積極的になることをためらう可能性がある。通常、金利が高止まりする局面では将来の利益の価値が目減りするため、高金利はグロース株により重くのしかかる。
こうした懸念にもかかわらず、ウォール街の投資家心理は総じて底堅い。複数のストラテジストは、市場の広がり(マーケットブレス)が改善している点を指摘しており、小型株もこの上昇相場に参加している。ラッセル2000指数は1991年以来最も好調な上半期を記録し、上昇が一握りの大型ハイテク企業だけに集中しているわけではないことを示唆している。こうした裾野の広がりは、持続的な強気相場にとってより健全な基盤とみなされることが多い。
※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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