セルシードは連日大きく出直る、小児食道シートの製造を受託し1症例の売上を計上、第1四半期好調の見方

2024年5月15日 13:37

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■同種軟骨細胞シートも複数社との提携などに向け活動

 セルシード<7776>(東証グロース)は5月15日の後場、一段と強含む相場となり、13時にかけて6%高の240円(14円高)まで上げて約2か月ぶりに240円台を回復。2日続けてけっこう大幅な出直り相場となっている。細胞シート再生医療事業などを行い、13日の夕方に発表した第1四半期決算(2024年1~3月)は各利益とも前期、前年同期と同様に赤字だったが、売上高は前年同期比11.5%増加した。先々への期待が強まっている。

 売上高は前期・24年12月期に過去最高を計上した。今期の予想は期初の段階で通期10.5%減とし、第1四半期決算の発表でも据え置いたが、今期は四半期ベースで好調なスタートとの受け止め方が多いようだ。今第1四半期は、「再生医療支援事業」で小児食道シートの製造を受託し、1症例の売上を計上した。引き続き他の医療機関からの受託案件の獲得にも注力するとした。

 また、「細胞シート再生医療事業」では、同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の第3相試験の治験届を提出済みで、現在被験者登録が可能な状態。事業化の加速、また将来の同種軟骨細胞シートの販売に向けて、引き続き複数の会社との提携や共同研究に向けた活動を積極的に行っているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】配当利回りで見る市場のチャンス!注目すべき銘柄の動向(2024/03/04)
【株式市場特集】敗者復活戦に挑む木材関連株と地震関連株、上昇基調に乗るチャンス(2024/02/26)
【株式市場特集】2月末の権利取りで注目される高配当利回り株ランキング!明暗分かれる業績動向とは(20234/02/19)
【株式市場特集】日経平均の最高値更新に向けて注目の3点セット銘柄を徹底分析(20234/02/13)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事