フィッシング詐欺報告件数が過去最多に 5月は11万件超

2023年6月23日 13:46

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記事提供元:スラド

2023年5月、フィッシング対策協議会が発表したフィッシング報告件数は前月比で約22.4%増の11万3789件となり、過去最多となった。一方、フィッシングサイトのURL件数は、1万8991件と減少した。フィッシング対策協議会は、減少の理由として、同一URLの使いまわしが増加していると分析している。フィッシング詐欺に悪用されたブランドの件数に関しても過去最高の110件となったという(資料公開:2023/05 フィッシング報告状況(月次報告書)公開のお知らせ週刊アスキー)。

しかし、報告件数全体の約3割を占めていたAmazonを騙るフィッシングの報告が減少。これは、同社が4月下旬に送信ドメイン認証結果をパスした正規メールの視認性を向上する技術すべてに対応した効果があったためだとされている。報告件数トップとなったのはファミペイで、全体の約21.5%を占めている。セゾンカード、Amazon、イオンカードも1万件以上の報告があり、全体の6割を占めているとのこと。 

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