米音楽出版社、意図的な著作権侵害を主張してTwitterを提訴

2023年6月21日 11:02

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 Twitter が意図的に音楽作品の著作権を侵害しているとして、米国音楽出版社協会 (NMPA) 加盟の音楽出版社数十社が Twitter の親会社 X Corp を米テネシー州ナッシュビルのテネシー中部地区連邦地裁に提訴した(TorrentFreak の記事Ars Technica の記事The Register の記事訴状: PDF)。

Twitter のようなサービスプロバイダーはデジタルミレニアム著作権法 (DMCA) のセーフハーバー条項により、ユーザーが著作権侵害コンテンツをアップロードしても権利者の要請に従って削除すれば賠償責任を負うことはない。

しかし、原告側は Twitter が音楽をビジネスモデルに組み込んで著作権侵害コンテンツを容易にアップロードできるようにしており、著作権侵害行為を繰り返すユーザーをブロックしないだけでなくマネタイズも続け、著作権侵害コンテンツを迅速に削除していないと主張。イーロン・マスク氏が DMCA を人類の悩みの種だと主張するなど Twitter による著作権侵害は悪化を続け、音楽出版社は損害を被り続けているという。

そのため、原告側は直接侵害・間接侵害・代位侵害の 3 カウントで X Corp を訴え、Twitter が自ら進んで音楽作品の著作権侵害行為に加担したことの認定および著作権を侵害した作品 1 作品当たり最大 15 万ドルの損額賠償、著作権侵害行為への差止命令などを求めている。

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