日経VI：低下、株価上昇で警戒感が後退

*16:05JST 日経VI：低下、株価上昇で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は9日、前日比-0.43（低下率2.65％）の15.77と低下した。なお、高値は15.85、安値は15.41。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。昨日の米株式市場でダウ平均は反落したものの、ナスダック総合指数、S&P500、SOX指数などは上昇しており、ダウ平均下落で東京市場の市場心理が悪化することはなかった。取引開始後も日経225先物は堅調な推移となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っています。《SK》