新興市場銘柄ダイジェスト:triplaはストップ安、ライトアップがストップ高

2023年3月14日 15:35

印刷

記事提供元:フィスコ

*15:35JST 新興市場銘柄ダイジェスト:triplaはストップ安、ライトアップがストップ高
<9565> ウェルプレイドR 3945 +130
大幅に4日ぶり反発。eスポーツに関連する相次ぐ報道などを受け、買い優勢となっている。昨年10月にeスポーツ事業に本格参入すると発表したJ.フロントリテイリング<3086>が一部メディアで「事業の第4の柱としてエンタメを位置づける」などと伝えられたほか、滋賀県のプロeスポーツチームが全国で初めて行政との施設連携プロジェクトを開始すると公表。eスポーツの将来性に対する思惑から関連銘柄として物色されているようだ。

<4478> フリー 3600 +130
大幅に続伸。米銀行シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻で米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ拡大観測が後退し、13日の米国市場でハイテク株が買われた流れが東京市場の一部銘柄にも波及している。また、15日の確定申告最終日を前にして関連報道が集中しているため、クラウド会計ソフトを手掛けるフリーに対する買い意欲が刺激されているようだ。

<5031> モイ 331 -51
大幅に5日続落。24年1月期の営業利益予想を前期比28.5%減の0.74億円と発表している。売上高予想は0.1%増の66.10億円だが、サービス開発に関わるエンジニアの採用を推進し、体制強化領域で積極的に投資することから減益となる見通し。23年1月期の営業利益は48.4%減の1.04億円で着地した。ライブ配信サービス「ツイキャス」でのユーザーの可処分時間の減少などが響いた。

<6195> ホープ 340 +6
大幅に4日ぶり反発。みずほ銀行との間でコミットメントライン契約を締結すると発表している。借入極度額は3億円。契約締結日は15日の予定で、コミットメント期間は31日から24年3月31日まで。契約形態はバイラテラル(個別相対)方式。機動的な資金調達環境を構築し、デット・ファイナンスでの柔軟な財務体制を実現する。また、自社の信用力の強化でも適切な施策であると判断したという。

<6580> ライトアップ 981 +150
ストップ高。2月の主要KPIの進捗状況を発表している。このうち、社長のための経営支援サービス「JSaaS(ジェイサース)」の月額有料会員社数が3148社(前月3026社)、他社会員サービスと連携してJSaaSを利用する月額有料会員者数が4万6061社(同4万5371社)にそれぞれ拡大した。JSaaSでは、補助金・助成金の申請書類のダウンロードのほか、M&A相談や補助金・助成金の申請支援などのサービスを利用することができる。

<5136> tripla 2402 -500
ストップ安。23年10月期第1四半期(22年11月-23年1月)の営業利益を0.54億円と発表している。前年同期比増減率は非開示。ホスピタリティソリューション事業で施設数が前事業年度末に比べ順調に伸びたほか、取扱高・GMV(Gross Merchandise Value)も前年同期比93.8%増の126.70億円に拡大した。ただ、通期営業利益予想(前期比205.3%増の2.55億円)に対する進捗率が21.2%にとどまり、売り要因となっているようだ。《ST》

関連記事