ホンダ、水素事業の取り組みを拡大へ CR-VベースのFCEVは国内でも発売へ

2023年2月5日 16:53

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FCEVの取り組み(画像: 本田技研工業の発表資料より)

FCEVの取り組み(画像: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

  • 次世代燃料電池システム(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • 次世代燃料電池システムの取り組み(画像: 本田技研工業の発表資料より)

 ホンダは2日、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水素事業を拡大すると発表した。電気とともに、水素を有力なエネルギーキャリアとして位置づけている。

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■ホンダの水素事業の歴史

 これまでホンダは、水素事業のコアでもある燃料電池の研究開発に取り組んできており、その過程で燃料電池車(FCEV)を発表してきた。

 その歴史は、1998年に発表した研究開発用プロトタイプに始まる。2002年には日米同時に「FCX」を発表。2008年には、量産車として世界初となるFC専用設計書と生産ラインがつくられた「FCX CLARITY」を、2016年には5名乗車で外部給電を可能にした「CLARITY FUEL CELL」を送り出した。

 そして2024年には、CR-VをベースとしたFCEVを、北米と日本で発売予定だ。生産はアメリカで行われることが既に発表されていたが、今回日本にも導入されることが明らかにされた。

■水素事業を拡大

 今後の水素事業のポイントは「外販」となる。主役となるのは、GMと共同開発している次世代燃料電池システムで、ホンダの乗用車のみならず他分野、他セクターにも外販するフィールドを増やしていく予定だ。

 運輸セクターの乗用車と商用車、産業セクターの定置電源と建設機械を初期コアドメインとして設定。運輸セクターの商用車に関して、国内ではいすゞ自動車と協力し、モニター車を使って公道走行を行う。中国ではDongfeng Motorと共同で実証試験を開始。

 定置電源に関しては、燃料電池システムを複数接続したものをアメリカン・ホンダモーターの敷地内に設置して実証運用を行う。

 建設機械の分野では、現在はディーゼルエンジンで動く車両が多いため、燃料電池システムに置き換えることで、効率よくカーボンニュートラル化を行う。

 また宇宙分野でも、水素技術を投入することに取り組んでいる。JAXAと共同研究開発契約を結んだ「循環型再生エネルギーシステム」や、試作機の「ブレッドボードモデル」の製作を2023年度末までに行う予定だ。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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