新興市場銘柄ダイジェスト:タメニーは大幅に反発、SERIOHDがストップ高

2023年1月5日 15:09

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記事提供元:フィスコ

*15:09JST 新興市場銘柄ダイジェスト:タメニーは大幅に反発、SERIOHDがストップ高
<6567> SERIOHD 474 +80
ストップ高。岸田文雄首相が年頭記者会見で、4月発足のこども家庭庁で子ども政策を体系的に取りまとめ、「6月の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の策定までに将来的な子ども予算倍増に向けた大枠を提示する」と発言したことから、少子化対策関連銘柄の一角として買いが入っている。保育事業などを手掛けるSERIOホールディングスのほか、母親向けメディアのベビーカレンダー<7363>にも投資資金が流入している。

<5240> monoAI 1189 -131
大幅に4日ぶり反落。前日までの続伸の反動で利益確定売りに押されている。昨年12月29日に直近安値(893円)を付けてから値頃感やメタバース市場の成長期待などを背景に短期間に一時50%超も急騰したため、値幅取り狙いの売りが出ているようだ。また、変更報告書でイグニス(東京都渋谷区)などの株式保有割合が12.28%から11.17%に縮小したことも判明している。保有目的は取引関係の維持・発展。報告義務発生日は22年12月26日。

<6181> タメニー 115 +23
大幅に反発。運営する結婚相談所「パートナーエージェント」がアンケート調査を実施し、婚活サービスの利用者増加の背景としてマッチングアプリの普及と自然な出会いの減少が挙げられるとの結果を発表している。また、岸田文雄首相が年頭記者会見で、6月の「骨太の方針」策定までに将来的な子ども予算倍増に向けた大枠を提示すると説明し、少子化対策強化は婚姻サービス拡大の追い風になるとの見方も買い手掛かりになっているようだ。

<4579> ラクオリア創薬 1185 +8
反発。胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、導出先の韓国のHKイノエン社がびらん性胃食道逆流症治癒後の維持療法向けの新製剤「K-CAB錠 25mg」を発売したと発表している。同製剤はtegoprazanの含有量を既存の製剤の半分に減らしたもの。今回の発売で受け取る一時金はないが、tegoprazanの売上拡大によるHKイノエン社の収益の増加がラクオリア創薬の事業収益や企業価値の向上に寄与するとしている。

<4565> SOSEI 2157 +56
大幅に反発。提携先のTempero Bio社がアルコールとその他の物質使用障害を対象としたTMP-301の臨床試験実施に関する米食品医薬品局(FDA)の承認を取得したと発表している。TMP-301は、そーせいグループがTempero Bio社に導出した経口投与可能な化合物。そーせいグループは戦略的株式持分としてTempero Bio社の株式を受領するとともに、将来の成果に応じてマイルストンと段階的なロイヤルティを受領する権利を持つ。

<4260> ハイブリッドテク 1068 +41
3日ぶり反発。スタートアップの事業成長を目的とする支援プロジェクトの支援先として、オンライン事務員による処方箋入力代行サービス「precal」を提供するプレカル(東京都北区)を選定したと発表している。同社は薬局の事務作業をなくし、医療ビッグデータのプラットフォーム化を目指している。直近ではクラウド型のレセプト(診療報酬明細書)を作成するサービスも開始したという。《ST》

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