日経VI:低下、株価底堅いとの見方から警戒感はひとまず後退

2022年12月21日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:低下、株価底堅いとの見方から警戒感はひとまず後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は21日、前日比-0.66(低下率3.08%)の20.74と低下した。なお、高値は21.75、安値は20.52。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅ながら上昇しかことから、市場ではやや安心感が広がった。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行したが、取引開始後の売り一巡後は下値を売り急ぐ動きは見られず、日経225先物は午前の中頃に一時上げに転じるなど、底堅い動きとなった。午後はやや軟調だったが、株価は底堅いとの見方から、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードはひとまず後退し、日経VIは午前の中頃からは昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

関連記事