東証グロ−ス指数は続伸、下落スタートも切り返す展開

2022年6月6日 16:45

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記事提供元:フィスコ

*16:45JST 東証グロ−ス指数は続伸、下落スタートも切り返す展開
東証グロース市場指数 856.76 +7.24/出来高 1億4404万株/売買代金 947億円東証マザーズ指数 676.14 +5.77/出来高 1億3556万株/売買代金 806億円

本日のグロース市場では、グロース市場指数、マザーズ指数が揃って続伸、値上がり銘柄数は279、値下り銘柄数は167、変わらずは16。本日のグロース市場は売り先行も切り返す展開となった。3日の米国市場でダウ平均は348.58ドル安の32899.70ドル、ナスダックは304.16ポイント安の12012.73で取引を終了。朝方発表された5月雇用統計で非農業部門雇用者数が39万人の増加と、増加幅が市場予想(31万人増)を上回ったことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げが警戒された。長期金利が上昇し、割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが加速した。米株市場を受けて、マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタートしたものの、即座に切り返しプラス圏に浮上。その後マイナス圏に沈んだものの、再び押し戻し、後場はきょうの高値圏での堅調推移が継続した。なお、東証グロース市場Core指数は1.02%高、東証マザーズ指数は0.86%高となった。個別では、鹿児島県からの医療情報システム導入に係る大口受注が決定したと発表したソフトMAX<3671>が19%高のストップ高で値上がり率トップとなったほか、「『GoToトラベル』再開案浮上、6月末~7月にも」との報道で、旅工房<6548>、ベストワンドットコム<6577>、HANATOUR<6561>、ベルトラ<7048>、アドベンチャー<6030>など旅行関連に物色が向かった。売買代金上位銘柄では、トリプルアイズ<5026>や東京通信<7359>、メディネット<2370>、ケアネット<2150>などが上昇した。その他値上がり率上位には、sMedio<3913>、バリュエンス<9270>、フィーチャ<4052>、ヘリオス<4593>などが顔を出した。一方、22年4月期の営業利益予想を下方修正したイメージ・マジック<7793>が20%安で値下がり率トップに。その他値下り率上位には、ワンダープラネット<4199>、日本情報クリエイト<4054>、リニューアブルジャパン<9522>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、メルカリ<4385>、弁護士ドットコム<6027>、ウェルスナビ<7342>などが上昇した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3671|ソフトMAX | 916| 150| 19.58|
2| 5026|トリプルアイズ | 1899| 305| 19.13|
3| 7359|東京通信 | 1111| 150| 15.61|
4| 3913|sMedio | 767| 100| 14.99|
5| 6577|ベストワン | 1855| 155| 9.12|
6| 2370|MDNT | 73| 6| 8.96|
7| 9270|バリュエンス | 1783| 146| 8.92|
8| 6548|旅工房 | 884| 72| 8.87|
9| 4593|ヘリオス | 399| 30| 8.13|
10| 4168|ヤプリ | 1540| 114| 7.99|

・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7793|イメージ・マジック | 1633| -423| -20.57|
2| 4199|ワンプラ | 1657| -100| -5.69|
3| 4054|日本情報C | 1221| -73| -5.64|
4| 9522|リニューアブルJ | 790| -43| -5.16|
5| 4412|サイエンスアーツ | 2578| -133| -4.91|
6| 3664|モブキャスト | 83| -4| -4.60|
7| 4414|フレクト | 2345| -108| -4.40|
8| 7803|ブシロード | 1412| -64| -4.34|
9| 3991|ウォンテッドリ | 1986| -83| -4.01|
10| 7133|ヒュウガプライマ | 5750| -240| -4.01|《FA》

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