BeeX、売上高は順調に拡大し経常利益も増益基調 ストック型とSAPビジネスの拡大により今期増収・増益へ

2022年5月24日 11:39

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記事提供元:ログミーファイナンス

01. 事業概要

広木太氏:株式会社BeeX代表の広木でございます。日頃からBeeXをご支援いただきましてありがとうございます。本日は2022年2月期の決算についてご説明します。よろしくお願いいたします。

本日お話ししたい内容は4つあります。我々はまだまだ知られていない会社だと思っていますので、1つ目は我々がいったい何者なのかという事業概要について簡単にご紹介し、2つ目に通期決算概要をお話しします。3つ目に2023年2月期の業績予想について、最後に今後どのような領域で成長しようと考えているのか、成長戦略についてお話しします。

会社概要

事業概要をご説明します。BeeXは2016年3月に創業し、現在7期目の会社です。従業員は125名です。事業の内容としては、クラウド関連の導入・運用、その管理を行っています。

クラウドインテグレーターという言い方をされますが、クラウド専業のシステムインテグレーターです。大手のシステムインテグレーターが総合力で勝負しているところに対し、我々はクラウドのテクノロジーに特化したクラウド専業で勝負している会社です。

BeeXビジネス領域

クラウドのどこにフォーカスしているのかについてお話しします。クラウドを大きく分けるとIaaS、PaaS、SaaSの3つのレイヤーがあります。我々がフォーカスしているのはIaaSとPaaSの領域です。

いわゆるプラットフォームの構築や、プラットフォーム上のアプリケーション開発を中心に行っています。SaaS領域は手掛けておらず、IaaSとPaaSにフォーカスして事業を行っているのが当社の1つ目の特徴です。

BeeXのマルチクラウド対応力

IaaS、PaaSを提供しているクラウドベンダーはいろいろありますが、その中で我々が提供していることをご説明します。我々の特徴は、マルチクラウドを掲げている点です。クラウドベンダーとしてはAWS、マイクロソフトのAzure、GoogleのGoogle Cloudの3つが有名ですが、昨今クラウドは使い分けの時代に入っています。

今まではAWSやAzureなど、どれか特定のクラウドサービスのみ使っているお客さまが多かったですが、クラウド活用が進んでいるお客さまでは、複数のクラウドを使い分けていく時代に入ってきています。

我々はその時代のニーズに対応するためにAWS、Azure、Google Cloudの3つを提供する、いわゆるマルチクラウドの提供が特徴であり強みとなっています。

クラウドインテグレーターはわりとAWS特化やGoogle Cloud特化ということが多いのですが、当社はこの3つに対応しているため、お客さまのニーズに応じて最適なシステムの構築・提供を行い、使い分けを支援していくことができます。

2つ目の特徴はドイツのERPパッケージベンダーであるSAPの構築・運用をおこなっている点です。AWS、Azure、Google Cloud上での企業にとって非常に重要な基幹システムの構築や運用を行っていることが当社の大きな特徴になっています。

事業内容

3つのクラウドとSAPについて、大きく3つのサービスを提供しています。まず、クラウドのインテグレーション クラウド上でのシステムの構築です。クラウドの導入、設計・構築、既存システムからの移行、その上のアプリケーション開発を行っています。

クラウドライセンスリセールは、その名のとおりライセンスの販売になります。AWS、Azure、Google Cloudのライセンス販売になりますが、クラウドの特徴としては契約したあとに毎月従量課金でお金をいただくところが、売り切りのライセンスと違う部分です。

電気代と同じように、契約したあとに毎月請求します。電気代と違うところは、クラウドはお客さまの中でどんどん増えていきますので、一度契約した後、成長していくところがクラウドライセンスリセールの特徴となります。

最後がマネージドサービスプロバイダー、いわゆる運用保守になります。クラウドインテグレーションで導入したお客さまに、クラウド環境を24時間365日監視して、障害があった場合に対応するサービスを提供しています。

クラウドは日進月歩で、毎週アップデートが出てきます。そのようなアップデートにあわせて最適化し、どんどん改善していくことを運用サービスで提供しています。

クラウドインテグレーション、クラウドライセンスリセール、マネージドサービスプロバイダーの3つを大きく2つに分類すると、クラウドインテグレーションはいわゆるフロー型で、お客さまから依頼をいただいて構築し、その対価をいただきます。

クラウドライセンスリセールとマネージドサービスプロバイダーはストック型です。先ほどお伝えしたとおり、契約したあとに毎月請求を行い、お客さまからお金をいただきます。このようにフロー型とストック型を組み合わせてサービスを提供していることが、当社の特徴的な点です。

KPIハイライト

通期の決算概要をご説明します。KPIのハイライトについて、ポイントだけ簡単にご紹介します。全体の売上高は43億5,400万円、前期比7.3パーセント増、当初の業績予想に対して2.7パーセント増となっています。

全体の営業利益は2億7,400万円です。前期比17.2パーセント減となっていますが、当初の業績予想に対しては34.5パーセント増となっています。その他のKPIハイライトについては、後ほどご説明します。

業績サマリ

業績のサマリです。売上高は前年比7.3パーセント増、業績予想比2.7パーセント増となっています。売上総利益、営業利益、経常利益はスライドに記載のとおりです。

前期の2021年に比べると経常利益が下がっている部分がありますが、それには理由があります。2021年2月期は、売上高約40億円に対して約6億円の非常に大きいプロジェクトがありました。

先ほどSAPという基幹システムの構築に強みがあるとお伝えしましたが、本プロジェクトでは通常我々が行っていないアプリケーションの改修や、改修後のテストを行ったことにより、売上も利益も非常に高かったということです。

業績推移

過去の年度からの業績推移です。売上高は、創業以来増収が続いている状況です。経常利益は先ほどお伝えしたとおり、2021年2月期に非常に大型のプロジェクトがあり、大きく跳ね上がっています。

スライドのグラフをご覧いただくと想像できるかと思いますが、巡航速度という意味では、2022年2月期もしっかりと十分に成長できたと考えています。

サービス別売上高

サービス別の売上高になります。先ほどクラウドインテグレーション、クラウドライセンスリセール、マネージドサービスプロバイダーの3つの仕事を行っているとお伝えしました。それぞれの売上の内訳と、それに対する成長についてスライドに記載しています。

当初はクラウドインテグレーションを行ったあとに運用保守を行う、つまりクラウドインテグレーションが先にあり、そのあとにストック型のビジネスがついてくるというのが我々のビジネススタイルでした。

創業当初からのお客さまが非常に増え、過去からのお客さまの契約が積み上がることによりストック型の売上が大きくのびております。加えて「クラウドをすでに使っているが、あまり正しく使えていない」「運用に困っている」というお客さまに対して、2022年からの新しい取り組みでクラウドライセンスリセールや運用というストック型からお客さまとお付き合いし、クラウドインテグレーションというフロー型へ繋げるという入口の多様化が進んでいます。

現状、売上高の67.6パーセントがストック型となっています。クラウドインテグレーションはエンジニアの数と売上がどうしてもリンクしてしまうところがあります。

しかし、ストック型はエンジニアがいなくてもしっかりと提供できるという意味で、安定した売上と収益を図れるため、ストック型が売上高の67.6パーセントを占めているところは我々の大きな強みであると考えています。

クラウドライセンス売上

それぞれの内訳についてお話しします。まず、クラウドライセンスリセールの売上です。先ほどお伝えしたとおり、大きく伸びてきている部分で、新しいお客さまも増えてきている状況です。

クラウドライセンスビジネスアカウント数推移

クラウドライセンスのアカウント数の推移です。2020年2月期第1四半期は45アカウントでしたが、今は249アカウントで、約5倍以上の成長を遂げています。アカウント数が増えてきていることでライセンスの売上が上がり、お客さまの中でも売上がどんどん成長しているため、今期はさらに成長していける部分だと考えています。

マネージドサービスプロバイダーお客様推移

同じくストック型のマネージドサービスプロバイダーのユーザー数の推移です。こちらも売上、お客さま数ともに増えてきています。このようにストック型ビジネスは大きく成長してきていますし、今後も、安定した成長が見込まれます。

クラウドインテグレーションビジネス推移

クラウドインテグレーションのビジネス推移です。こちらはフロー型ビジネスで、実際にこなしているプロジェクトの数は、2022年2月期でどんどん増えてきている状況です。今後も人の採用などを図りながら、さらに増やしていける領域だと考えています。

ストック型を7割近くしっかり押さえながら、クラウドインテグレーションも人の採用やパートナーの連携を深めることで、事業として伸ばしていけるようになってきています。

2022年2月期 貸借対照表(要約)

貸借対照表です。上場等もあったため、流動比率、自己資本比率ともに前期よりも非常に上がっており、たいへん健全な状態を保てていると考えています。

2022年2月期 キャッシュ・フロー

キャッシュ・フローについても上場したばかりということもあり、特に問題ない状況です。ストック型は人がいなくても売上が伸びていきますが、クラウドインテグレーションはやはり優秀な人材の確保と育成が大事になるため、人材採用や教育などにキャッシュを使っていくことを考えています。

2023年2月期 業績予想①

2023年2月期の業績予想として、売上高は前期比20.4パーセント増、経常利益は7.4パーセント増を見込んでいます。

2023年2月期 業績予想②

その内訳ですが、売上高は20.4パーセント、売上総利益はコストの最適化等を行うことにより21.8パーセントを狙っています。

経常利益は7.4パーセントになっていますが、やはり優秀な人材を多く確保するために今期はしっかり投資していきたいと考えています。これは、今回の上場したことの1つの狙いでもあります。

来期以降攻めていくための仕掛けとして、人の採用をしっかりと行い、さらなる成長を狙っていきたいと考えています。

お客様の基幹システムクラウド移行支援

成長戦略として3点、ご説明します。まず1つ目、基幹システムのクラウド化、モダナイズ化という点です。SAPのような基幹システムのお客さまは、基本的に大企業や中堅企業がメインとなっています。

基幹システムのクラウド化が弊社の中心となるビジネスとなっており、今後もまだまだクラウド化は進んでいきます。クラウドがもうすぐ終わってしまうということはなく、まだまだオンプレミスに残っている古いシステムは大量にあり、こちらのクラウド移行を推進していきます。

基幹システムだけではなくて、その他のシステムをすべてクラウドにもっていくという流れも増えていきます。このようなところをしっかりと継続的に、愚直に伸ばしていきたいと思います。

ここではクラウドインテグレーションやライセンス、MSPといったストック型も増えていくところですので、まだまだしっかりと取り組んでいきたいと思います。

SAPコンサルティング

クラウド化・モダナイズ化ということで、先ほどからSAPのお話しをさせていただいていますが、ここが我々の一番の強みとなっているところです。

最近では、SAPシステムのクラウド化に加え、2027年に現在一番使われているSAPのバージョンの保守が切れるのですが、「S/4HANA」といわれる新しいバージョンに対するコンバージョンや、新しいバージョンを使った新規導入が非常に活況となってきています。

我々の中で「2027年問題」と呼んだりしていますが、現在SAPのコンサルタントが市場に足りないと言われているのは、このあたりのことです。このような現行システムのクラウドのリフト、モダナイズ化と言われる新しいバージョンへの対応をしっかりと行っていきたいと思っています。

SAPの領域では、大手のSierやコンサルティングファームなどいろいろいらっしゃいますが、「強みは何なのか?」とよく聞かれます。我々の特徴は、スライドのオレンジ色の部分にあるテクノロジーコンサルティングです。テクノロジー部分に特化しているところが非常に特徴的であり、強みになります。

コンサルティングファームや大手のSIerは、会計やロジスティック、生産管理などのいわゆる上流のコンサルティングを得意としております。

一方、我々はテクノロジー部分に特化しています。クラウドやSAPの最新テクノロジーをいかに使ってモダナイズしていくか、またアナリティクスソリューションに関しても、新しいテクノロジーをいかに使って分析基盤を作っていくのかが重要になります。AIやマシーンラーニングの活用など含めて、テクノロジー活用にフォーカスしているのが非常に特徴的なところであり強みになっています。

SAPサラウンドソリューション

SAPのソリューションで、最後にご説明したいのが、SAPサラウンドソリューションです。我々は、周辺ということで「サラウンド」という言い方をしていますが、基幹システムの付加価値の創造にどんどん取り組みたいと考えています。

特に注力しているのが、アナリティクスの部分です。SAPの製品を使ったアナリティクスもありますが、やはりSAPのデータだけではなくて、いろいろなデータを合わせて解析していくことが非常に重要になってきています。

SAPの製品だけではなくて、さまざまなクラウドのソリューションを活用した分析基盤をつくったり、Qlik、Tableau、Power BIといったさまざまなBI製品を使います。

多様なツールを使ってBIをセルフサービスとして展開する世界に入ってきています。このようにいろいろなデータを分析しやすい環境を作っていくことを、我々は非常に強みとしています。

クラウドデータの連携と可視化を今後の成長に据えて、現在のところ非常にたくさんの引き合いもいただいているため、今後ますます独自のソリューションなども出して差別化していきたいと考えています。

代表事例のご紹介

最近の代表的な事例を2つご紹介します。1つはアンリツさまの事例です。こちらはSAPだけではなく、他の周辺やOA系と言われる情報基盤などさまざまなシステムのクラウドへのリフトや、これまでオンプレミスであったものをすべてクラウドに上げさせていただきました。また、その後の運用・保守サービスも提供しています。

ENVISON AESCさまは日産のバッテリー事業部が分離した会社です。非常に短期間でシステム分離とクラウド化、加えて新しいシステムの導入を同時並行で行わなければならない中、クラウドの導入・移行と「S/4HANA」の新規導入の基盤作りを提供しています。

DXを実現するプラットフォーム構築提供

2点目の成長戦略であるデジタルトランスフォーメーションについてです。デジタルトランスフォーメーションは便利な言葉で、デジタルを使った多種多様な改革をさしますが、その中で我々が何に注力しているのかをお話しします。

先ほどからアナリティクスという言葉を出していますが、我々がなぜここにこだわっているのかというと、デジタルトランスフォーメーションにとって重要な第一歩は、企業をいかにデータ駆動型にするかだと考えているからです。今まで人間が勘に頼っていたものや職人が行っていたものを、データやファクトに基づいた新しいビジネスを作っていくことが大事だとされています。

そのためには、今まで散らばっていたデータや鮮度が高いデータ、加工したり捨てていたデータも集めてくる必要があります。このようにデータが集約する場所を作り、そこからさらにデータの分析基盤を作って、マシーンラーニングなども活用して分析していきます。

このようなプラットフォームを作るのがデジタルトランスフォーメーションの第一歩として必須だと考えています。当社はデータの分析基盤作りを大きな強みとして事業を行っています。

また、クラウドネイティブのアプリ開発も強みとしています。SAPのような基幹システムはパッケージにあわせた業務の標準化が大事ですが、お客さまにとっての強みとなるキラーアプリケーションはお客さまのニーズに応じてどんどん発展していきます。従来の一枚岩のような古いシステムではなく、どんどん改善・発展していくようなアプリケーション開発手法が我々の強みです。

お客様のDXを実現するプラットフォーム構築

今お伝えしたイメージをスライドの図にまとめています。先ほどお伝えしたSAPなどでは、企業活動のコアとなるデータを持っています。企業活動のSAPデータに加えて、工場のデータやセンサーのデータ、営業の行動記録、ソーシャルデータなども統合するのが重要です。

今まで散り散りになっていたこのようなデータをしっかり集め、何が保存されているか見えるようにします。そこから必要なデータを取り出し、活用したり、ときには人間の解析だけではなくマシーンラーニングなどを活用した解析などを行います。このようにデータを集約し、解析し、また流通させることにより、企業をデータ駆動型にかえ、そこから新しいビジネスを生み出します。このようなデジタルトランスフォーメーションは、全ての企業で必要であり、今後の大きな成長領域になると考えています。

代表事例のご紹介

DXについても事例をご紹介します。AGCさまに対しては、かなり以前から基幹システムのクラウド移行とデータを集約・分析するための基盤作りを行っています。最近ですと、開発の内製化の支援などを行っています。

ENEOSさまには、再生可能エネルギーなどを含めて正しく運用するためのエネルギーマネジメントシステムの開発のご支援をおこなっています。これは、いわゆるカーボンニュートラルのためのシステムとなります。このように今後の社会課題を解決するために必要なデジタルトランスフォーメーションのご支援をしています。

マルチクラウド対応マネージドサービス

最後の成長戦略であるマルチクラウドリセール/MSPについてです。はじめにも少しお話ししましたが、クラウドは使い分けの時代に入っています。

今までは「AWS」「Azure」など一つのクラウドを使うことが中心でしたが、昨今は複数のクラウドを使うようになってきており、これらを統合的に運用していくことが非常に重要です。我々としては、クラウドライセンスリセールに関しては、「AWS」「Azure」「Google Cloud」のリセールとサポートを行っています。

また、クラウドは従量課金ですので、我々独自のツールを作成しクラウドのコストを可視化し、戦略的な投資判断のお手伝いなどもしています。

運用サービスに関しても、マルチクラウドの運用に加えて、自動通報などの人に依存しない運用を新しく作っています。また、クラウド運用にはセキュリティが非常に重要ですので、最近ではセキュリティサービスにも取り組んでいます。

セキュリティソリューションの提供

セキュリティソリューションについて、追加でご説明します。クラウドを活用するようになると、中と外でデータのやり取りを行うようになります。また、クラウドは非常に便利ですが、誰かが少しでも設定を間違うとセキュリティインシデントが起きてしまいます。

今までのシステムは、はじめにしっかり予防策を講じて作っていれば、ある程度セキュリティを保てていましたが、日進月歩で変化していくクラウド上でミスを完全になくすのはなかなか難しいことです。

そのため、ミスをいかに早く発見して修復できるかが大事であり、発見統制と呼ばれるソリューションが必要です。外部からの脅威に対するエンドポイントセキュリティやWAFなどの提供に加えて、人間のミスや設定がおかしい部分を自動的に見つけて直していくソリューションなども提供しています。

セキュリティソリューションの提供

代表的なセキュリティ指標としてCISベンチマークと呼ばれるベストプラクティスがあります。「AWS」だけでなく「Azure」「Google Cloud」などすべてのクラウドにおいてミスなく設定できているかを統合的にチェックを行い、改善点の改修を行うサービスを提供しています。

またSOCサービスという常時監視サービスも提供を開始しました。このような24時間監視できるサービスを提供することで、クラウドを安心・安全に使い、クラウド化とデジタルトランスフォーメーションを安心・安全に進めていけるよう、今後はセキュリティサービスにもフォーカスしていきたいと思います。

中小企業のクラウド化支援パートナー施策

マルチクラウドリセール/MSPについて少し毛色の違うお話をします。中小企業や地方企業にもクラウドがうまく活用できてないところがあると思います。

クラウドの導入が進んでいない特に地方の中小企業のお客さまに対して、地方のパートナーとタイアップしてクラウド化を推進していくことを計画しています。あまりクラウドが得意ではないパートナーさまに、トレーニングなどを実施してクラウドのスキルレベルを上げていただき、これにより地方の中小企業のクラウド化を推進していくことを狙っています。すでにいくつかの企業と話を進めており、現在6社のパイロットパートナーズと連携しています。

販路の拡大を狙い、大手企業ではなくてもクラウドは使いやすいということを伝えていきたいと考えています。

以上、成長戦略についてお話ししました。

我々はクラウドインテグレーターとして、テクノロジーの観点からお客さまの変革を支援していきたいと考えています。今は、「競争」ではなく「共創」の時代だと言われています。今までと異なり、お客さまと真のパートナーになることで、最終的には企業の経済活動を活性化していきます。

我々はまだまだ小さい会社ですが、ENEOSさんの事例にもあったとおり、社会課題の解決の一翼を担えるお客さまのパートナーとなり、よりよい世界を一緒に創っていきたいと考えています。本日のご説明は以上となります。今後とも、株式会社BeeXにご期待いただければと思いますし、ご支援していただければと考えています。本日は誠にありがとうございました。

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