17日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、自動車とハイテクに買い

2022年5月17日 16:45

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記事提供元:フィスコ


*16:45JST 17日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で反発、自動車とハイテクに買い
17日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比19.95ポイント(0.65%)高の3093.70ポイント(上海A株指数は0.65%高の3242.30ポイント)と反発した。約4週ぶりの高値水準を回復している。


経済活動正常化の期待が相場を支える流れ。上海市では16日までに、新型コロナウイルスの市中感染者数が3日連続でゼロを達成し(隔離者分を除く)、ロックダウン緩和開始の要件を満たしている。また、上海当局は17日、優先的に工事再開を認める重要建設プロジェクトの第1陣ホワイトリストに掲載された24件について、うち6割強に当たる16件がすでに工事再開したと報告した。前日公表された4月の経済統計が軒並み下振れたことを引き続き不安視し、朝方は安く推移する場面がみられたものの、指数は中盤から上昇の勢いを増している。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車の上げが目立つ。長城汽車(601633/SH)がストップ高、安徽江淮汽車集団(江淮汽車:600418/SH)が5.7%高、東風汽車(DFAC:600006/SH)が4.4%高、広州汽車集団(601238/SH)が3.2%高で取引を終えた。3月下旬以降、コロナ感染拡大で工場稼働の停止を余儀なくされていたが、足もとでは産業サプライチェーンの6割が正常化。当局が消費刺激策を打ち出したこともあり、自動車販売は5月以降に回復する——などとする見方も広がった。


ハイテク関株も急伸。半導体デバイスの上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)がストップ高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が6.9%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.2%高、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が4.9%高で引けた。エネルギー株、素材株、金融株、食品飲料株なども買われている。


半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が4.9%安、緑地HD(600606/SH)が3.2%安、上海世茂(600823/SH)が2.9%安と値を下げた。医薬品株、公益株、運輸株も売られている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.31ポイント(0.45%)高の292.19ポイント、深センB株指数が6.37ポイント(0.61%)高の1047.03ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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