【市場反応】米3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、11年ぶりの低水準

2022年3月12日 00:30

印刷

記事提供元:フィスコ


*00:30JST 【市場反応】米3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、11年ぶりの低水準
米3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は59.7と、2月62.8から予想以上に低下し11年9月来で最低となった。ロシアのウクライナ侵攻や、原油高などが警戒された。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目している同指数の1年期待インフレ率速報値は5.4%と、2月4.9%から上昇し、1981年11月来で最高。同5-10年期待インフレ率速報値は3.0%と、2月と同水準を維持した。FRBが指摘するように長期のインフレ期待は抑制されている。

指数は11年ぶり低水準になったものの短期期待インフレの上昇で米国債相場は揉み合い。10年債利回りは2%前後で推移した。ドルはまちまち。ドル・円も116円91銭で伸び悩み。ユーロ・ドルは1.1040ドルから1.0958ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:59.7(予想:61.0、2月:62.8)
・米・3月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:5.4%(予想5.1%、2月:4.9%)
・米・3月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.0%(2月:3.0%)《KY》

関連記事