日経VI:上昇、午後は株価軟調で警戒感広がる

2021年12月14日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、午後は株価軟調で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比+0.80(上昇率4.04%)の20.58と上昇した。なお、高値は21.37、安値は19.71。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後は日経225先物が概ね底堅く推移し、午前の日経VIは小幅な少々にとどまり、不安心理の高まった状態の基準とされる20をはさんだ動きとなったが、午後は日経225先物が下げ幅を広げ、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは上昇幅を広げる動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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