高千穂交易 22年2月公表予定の次期中期経営計画の概要発表、ROE8%の公約と配当性向100%の方針表明

2021年12月14日 09:54

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:54JST 高千穂交易---22年2月公表予定の次期中期経営計画の概要発表、ROE8%の公約と配当性向100%の方針表明
高千穂交易<2676>は10日、2022年2月に公表予定の次期中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)の概要を発表した。最終年度の2025年3月期の目標数値を経常利益20億円、当期純利益14億円に設定し、またROE3期平均8%の達成に向け、資本収益性を重視する姿勢を示した。株主還元方針については、2023年3月期以降、配当性向は現行の40%から100%に高める方針で、ROEが3期平均8%を上回るまで同方針を維持する予定である。

また、資本コスト最適化を図るため、これまでの無借金経営から有利子負債を活用した経営への転換方針を掲げるなど、バランスシートの改善を加速させることでプライム市場の維持基準への適合を目指す。なお、次期中期経営計画の正式な内容は2022年2月の第3四半期決算と同時公表を予定しており、経営戦略の詳細説明がなされる見通しだ。

また、同社は併せて創業70周年記念配当の実施及び期末配当予想の修正を発表した。2022年3月期の期末配当予想について、従来非開示だったものの、38円(普通配当23円、記念配当15円)とした。これにより、年間予想配当は50円(前期は25円)となった。《ST》

関連記事