NASA、アルテミス計画の月着陸を2024年から「2025年以降」に延期

2021年11月12日 08:24

印刷

記事提供元:スラド

NASAは9日、2024年に計画していたアルテミス計画における有人月面探査を延期して2025年以降にすると発表した(朝日新聞AFPBB NewsArs Technica)。

あるAnonymous Coward 曰く、 延期の理由としては、(トランプ政権が政治的理由でスケジュールを前倒ししたため)元々無理なスケジュールだったことの他、議会が予算を要求通りに付けないことや、新型コロナによる開発遅延、Blue Originによる月着陸船を巡る訴訟で7か月間開発が停止したことが上げられている。
一方で、NASAが開発を進めるSLSとOrionは着実に前進していると述べるとともに、より安価なSpaceXのStartshipの開発が進んでいることに対して「代替案」が検討できることは嬉しいとも語っているという。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | NASA |

 関連ストーリー:
NASA、月面向けネットワーク「LunaNet」アーキテクチャを開発 2021年10月22日
農水省が月面基地での食料自給を目指すプロジェクトの公募を開始 2021年09月10日
NASA 監察総監室曰く、次世代宇宙服の開発は 2024 年中に人類を再び月へ送るアルテミス計画に間に合わない 2021年08月14日
NASA、アルテミス計画の月着陸船にSpaceXの「Starship」を単独選定 2021年04月18日
「NASAがアルテミス計画の月面着陸の延期を検討」と報じられる 2021年04月01日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事