トヨタ、新型アクアを発売 アクア初のE-Fourや快速ペダルなど採用

2021年7月24日 17:58

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新型アクア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

新型アクア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • 新型アクア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • Bi-BeamLEDヘッドランプ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • 新型アクア インテリア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • ドライブモードスイッチ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • フロントセンターアームレスト(コンソールボックス付)(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • アクセサリーコンセント(非常時給電システム付)(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • バイポーラ型ニッケル水素電池(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

 トヨタは19日、初代の発売以来グローバルで約187万台を販売してきたハイブリッドコンパクトカーのアクアをフルモデルチェンジして発売した。グレードはB、X、G、Zですべてのグレードに2WDとアクアとして初採用のE-Fourが用意される。価格は198万円~259万8,000円(消費税込)。

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■エクステリア

 新型アクアは「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)をデザインコンセプトに掲げて開発。スマートかつエモーショナル、躍動感あるエクステリアにたどり着いた。ボディカラーは新開発の「クリアベージュメタリック」を含む計9色で展開する。

 ヘッドランプには、Bi-BeamLEDヘッドランプ(Zに標準設定)と2灯式LEDヘッドランプ(Z以外に標準設定)を採用、リヤコンビネーションランプはZのみLEDライン発行テールランプが採用されている。タイヤは14インチもしくは15インチを標準装備しており、メーカーオプションとして15インチと16インチがある。

 プラットフォームにはTNGAプラットフォームの1つであるGA-Bを採用し、ボディサイズはそのままにホイールベースを先代から50mmほど延長した。これによって、リヤの居住空間や荷室が拡大されている。

■インテリア

 インテリアは、シンプル・クリーンかつ上質な空間を表現。シフトレバーはエレクトロシフトマチックを採用し、ドライブモードスイッチはZ、G、Xにのみトヨタ初採用となる「快速ペダル」に対応した「POWER+モード」が含まれている。この機能はアクセルを緩めると最大約2倍の減速度を得ることで滑らかに減速し、車速コントロール性を向上させドライバーの負担を軽減する。

 主な装備としては、4.2インチカラーTFTディスプレイを搭載したデジタルメーターや、10.5インチディスプレイオーディオ(Zのみ)を標準装備し、その他のグレードには7インチディスプレイオーディオを採用している。いずれもApple CarPlayやAndroid Autoに対応している。

 運転席6ウェイパワーシートは、ZとGに合成皮革パッケージとして用意されており、メーカーオプションとなる。その他にも助手席アッパーボックスや、フロントセンターアームレスト、フロントコンソール、電動インバーターコンプレッサー付きのオートエアコン、イルミネーテッドエントリーシステム等も用意されている。

■機能&性能

 新型アクアでは、高出力の「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界初採用し、電池性能が大きく向上。バッテリー出力は先代の約2倍となり、スムーズな加速ができ、電池走行可能速度域も向上している。「バイポーラ型ニッケル水素電池」は、部品点数が少なくコンパクト化できていることに加え、通電面積が広いため大電流が流れることで出力が向上している。

 安全装備は最新型のToyota Safety Senseを標準装備。駐車時の全操作を支援してくれるトヨタチームメイト アドバンストパークや、警報とブレーキ制御で接触を回避するパーキングサポートブレーキなどを採用している。給電機能を全車に標準装備することで、非常時や災害時でも家電製品が使用できるよう対応した。

 エンジンは高効率の1.5Lダイナミックフォースエンジンを採用。アクア用に最適化したHVシステムを搭載することで、クラストップとなる35.8km/Lの低燃費も実現した。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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