日経VI:上昇、ボラティリティーの高まりへの警戒感は限定的

2021年3月15日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、ボラティリティーの高まりへの警戒感は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比+0.41pt(上昇率1.86%)の22.42ptと上昇した。なお、高値は22.56pt、安値は21.78pt。先週末の米国市場でダウ平均が6日続伸し、上昇幅は6日間で1800ドルを超えた。また、日経平均も先週末までの4日続伸で1000円近く上昇しており、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードもあった。しかし、今日の東京株式市場で日経225先物は比較的落ち着いた動きとなり、警戒感の高まりは限定的で、日経VIは概ね小幅に上昇した水準での動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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