【株式市場】日経平均は後場大きく回復し小幅安にとどまりTOPIXは小高くなり反発

2021年3月5日 17:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8864円32銭(65円79銭安)、TOPIXは1896.18ポイント(11.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し14億3043万株

 3月5日(金)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に債券相場が上げて長期金利の指標利回り低下が進んだとされ、日経平均は前引け値を120円上回る452円安で始まった。先物を前場の急落過程で売った向きの買い戻しが主軸とされ13時30分にかけて74円安まで回復。大引けは2日続落だがTOPIXは小高くなり反発した。

 後場は、住友電工<5702>(東1)が一段と上げ幅を広げ、好業績や証券会社の投資判断を好感。信越化学<4063>(東1)やTDK<6762>(東1)が急回復し、同時にソフトバンクG<9984>(東1)も急激な上げのため日経平均ベースでの買い戻しや裁定買いが入ったとの見方。東芝<6502>(東1)はみずほグループの大量保有が材料視され一段高。サトウ食品<2923>(東2)やソフトウェア・サービス<3733>(JQS)は今期の大幅増益予想への評価再燃とされて一段高。JTOWER<4485>(東マ)は携帯各社の料金競争が激化するほど屋内設備シェアリング需要増加とされて一段高。日本銀行<8301>(JQS、出資証券)は黒田総裁の国会発言を受け売り増加とされ一転11時頃からストップ安。

 東証1部の出来高概算は増加し14億3043万株(前引けは6億4788万株)、売買代金も増え3兆1752億円(前引けは1兆3905億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は1352(前引けは399)銘柄、値下がり銘柄数は753(同1744)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、電力/ガス、水産/農林、食料品、化学、電気機器、その他製品、機械、石油/石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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