トヨタ、燃料電池システムをモジュール化 21年春以降に販売開始

2021年2月27日 16:09

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FCモジュール Type1(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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  • FCモジュール Type2(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • FCモジュールの接続イメージ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

 トヨタ自動車は26日、トラックや鉄道、定置式発電機などさまざまな燃料電池(FC)製品の開発や製造を行う事業者向けに、FCシステムをパッケージとしたFCモジュールを2021年の春以降に発売すると発表した。

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 トヨタは既に、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」や、FCバス「SORA」の開発・販売で実績があり、燃料電池分野に関しては1歩リードしている。今後もカーボンニュートラルの実現に向け、FCのシステムサプライヤーとして、FC製品の普及や水素活用の促進を目指す方針だ。

■FCモジュール

 今回販売予定のFCモジュールは縦型の「Type1」と横型の「Type2」の2種類が設定されており、どちらも共通のデザインを採用している。

 縦型の「Type1」は、長さ890mm、幅630mm、高さ690mm、重量は約250kg。横型の「Type2」は、長さ1,270mm、幅630mm、高さ410mm、重量は約240kg。いずれも、定格出力は60kWと80kWの2種類に対応しており、電圧は400Vから750Vまでとなっている。

 FCモジュールはウォーターポンプ、エアコンプレッサー、水素ポンプ、FC昇圧コンバーター、FCスタックが1つのパッケージとなっている。用途に応じて組み合わせができ、既存の電気機器に直接接続ができる。また、四角いモジュールとなったことで設計などに悩む必要がなくなり、配置スペースの効率化や作業時間の短縮化が見込まれる。

 サポートに関しても、「水素を漏らさない」や「漏れの検知」なども、「MIRAI」やその他ハイブリッド車で培ってきたフェイルセーフを実施することで、安全性を担保する。また、事業者がFCモジュールを導入する際には、トヨタのエンジニアが、使用期間や最適な配置や設計をサポートすることで導入を助ける。

 メンテナンスは小頻度で済むように設計したことで、購入から廃棄までのトータルコストを下げる。なお、FCモジュールは3月3日から5日まで開催される「水素・燃料電池展(FC EXPO)」に出展する。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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