不動産投資ではあらゆる面で「家族」がキーポイントになる?

2021年2月5日 07:57

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■不動産投資家が増加する背景

 昨今は将来の年金不安などから、20~30代のうちから資産形成を始める人が増えている。中でも不動産投資はマイナス金利政策の影響などで取り組みやすくなり、若者から大きな注目を集めている資産形成法だ。

【こちらも】20~30代から始める区分マンションの資産形成法 (前編)

 そのような背景から、不動産投資を始める人が増加しているわけだが、本投資は非常に高額な資産運用として知られている。そのため、その他投資と比較すると、個人だけではなく他人、とりわけ家族の存在も大きく関わってくるといえよう。

 本稿では不動産投資における家族の重要性を3点挙げ、それぞれ記載していきたい。

■融資でも家族は審査対象に

 不動産投資に取り組む際、一般的には金融機関から融資を受けることになる。融資を受けるにあたって申込者に関する情報を細かく審査されるわけだが、実は家族構成が見られることも多い。これは、家族の構成人数などによって、今後どれだけのお金が支出されるかを図るためである。

 例えば、下記4人家族であった場合を仮定しよう。
 ・申込者(男性)
 ・妻
 ・息子(高3)
 ・娘(中2)

 子どもが2人いることから、今後も教育費は支出されることが推察される。特に大学進学を考えた場合、私立大学は4年で400万円の学費がかかり、家計にとっては大きな負担だ。

 また、妻が働いているかどうかも審査ポイントになる。正社員の場合、申込者の家族は高い返済能力を有していると判断されるし、そうでない場合(パート・専業主婦など)は逆の判断だ。

 このように、家族構成から申込者の返済能力を計るため、不動産投資では家族の存在も大きく関わってくるといえよう。

■家族の理解を得られるか

 先述の通り、不動産投資は非常に高額な資産運用で、ローンを組む必要性があるため、家族から投資への理解が得られるかも重要だ。というのは、不動産投資はマイホームよりも高い金額になる場合も多いため、家族が描く生活プランに大きな影響を与えやすい。

 例えば、不動産投資ローンを組んだあとに住宅ローンを組む場合、後者ローンは与信枠が縮小していることから組みづらくなる。マイホームを購入したかったにも関わらず、不動産投資を始めたことで、その夢が潰えることも容易に想像できるだろう。

 不動産投資が家族の生活プランに必要なものであるかを熟考する必要がある。

■家族に残すことができる財産

 不動産投資では申込者は原則、団体信用生命保険に加入しなければならない。この保険は申込者が死亡や高度障害になった際などに、不動産投資ローンの残債を完済するというものだ。

 申込者が万一の事態に陥った場合でも、家族には不動産と毎月の家賃収入が入ってくる点が非常に大きな魅力だろう。

 不動産投資は将来の資産形成だけではなく、家族へ残すことができる保険商品としても検討することができるといえよう。(記事:大掛翔太・記事一覧を見る

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