超低金利時代、普通預金口座をどう使う

2020年10月26日 17:50

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 2020年10月現在、普通預金金利は軒並み年0.001%である。一部のネット銀行では、預金残高に応じて金利を上乗せする等のサービスを実施しているが、それでも依然低金利には変わりがない状況である。

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 このような「超低金利時代」において、普通預金口座はどう使うのが得策なのか考えてみたい。

 一般的に、普通預金口座は給与振込先として使われていることが多い。いわゆる「生活口座」として、その口座から家賃や光熱費など、各種料金の支払い(自動引き落とし)をしていることがほとんどではないだろうか。

 この生活口座から用途別に仕分けをして、貯金や資産運用のための口座にお金を移すこともあるだろう。このように、普通預金口座は入ってくるお金の受け皿となり、仕分ける際の通過点として使われがちである。

 このような普通預金口座の使い方でも、消費者のお金を守るという意味で十分に役割は果たしていると言えるが、せっかくならさらに便利に使うことをお勧めしたい。

 まずお勧めしたいのは、普通預金口座のキャッシュカードをデビットカードとして利用するということである。地方銀行も含めて、ほとんどの銀行キャッシュカードは「デビットカード」として利用できる。デビットカードとは、預金口座残高の範囲内で即時決済できるキャッシュレスサービスである。

 通常、銀行ATMで入手金に伴う時間外手数料は200円前後である。一方、現金を引き出してから買い物をするのではなく、支払いの際デビットカードを使えば手数料は一切かからない。

 更にデビットカード利用金額のうち、所定の割合の現金キャッシュバックを実施している銀行や、ポイントとして還元している銀行もある。手数料がかからないどころか、還元を受けることもできるのでありがたい。

 また、給与振込先に指定し、生活口座として使っている口座が「総合口座」ではないか確認して欲しい。総合口座とは、普通預金としての使い方に定期預金など貯蓄性のあるものが一体化している口座である。もし総合口座であれば、その口座だけで資産の振り分けがしやすく便利である。

 通帳の表紙に何の通帳であるか明記されているので確認してみると良いだろう。

 超低金利の終わりが見えず、金利によるメリットを受けることが難しいのであれば、普通預金口座を利便性の高さをメリットと捉えて最大限活用していきたいところである。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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