「志村ふくみ展」姫路市立美術館で、“人間国宝”の染織家による草木染の紬織着物100点が集結

2020年6月26日 07:40

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記事提供元:ファッションプレス

 「志村ふくみ展 いのちを織る」が、兵庫・姫路市立美術館にて、2020年7月4日(土)から8月30日(日)まで開催される。

■人間国宝・志村ふくみの約60年にわたる創作の歩み

 志村ふくみは、絹に草木染めを施した"紬糸”から織りあげた“紬織(つむぎおり)”で知られる、人間国宝の染織家だ。野山の草木から採取した染料で染めた糸と独自の図案で織りあげられた作品の数々には、鮮やかさや繊細さ、独特の気品が漂い、多くの人びとを魅了してきた。

■草木染めと独自の感性で織り上げた紬織約100点を展示

 「志村ふくみ展 いのちを織る」は、志村ふくみの約60年にわたる創作の歩みと、その芸術の核心に迫る展覧会。滋賀県立近代美術館が所蔵するコレクションを中心に、主要な紬織着物100点を、織物の生地見本を貼った裂帖や染糸などとともに紹介する。

■『源氏物語』シリーズを展示

 見どころは、紫式部の『源氏物語』をテーマに制作した紬織着物のシリーズだ。従来、染織品で文学作品をテーマとする場合、その場面に現れる人物や植物を染や織、刺繍などで描写してきた。しかし志村は、文中での草木や衣装などの色の記述に着目し、色のグラデーションや幾何学的な文様により場面を表現した。本展では、《松風》や《夕顔》など、日本の文化に対する深い考察に基づく着物のシリーズを、前期・後期あわせて14点展示する。

■草創期から円熟期までをたどる

 ほかにも、やさしい赤色を織りあげた《茜》、志村ならではの世界が自在に発展されていく時期に作られた《梔子熨斗目》や《聖堂》など、草創期から円熟期までいたる各時期の紬織作品を展示。加えて、志村自らが裂を手に取り、配置や配色を考えながら制作した六曲の金屏風《小桉・雪輪屏風》も紹介する。

■展覧会概要

 展覧会「志村ふくみ展 いのちを織る」
会期:2020年7月4日(土)~2020年8月30日(日) ※展示替えあり
[前期 7月4日(土)~8月2日(日) / 後期 8月4日(火)~8月30日(日)]
会場:姫路市立美術館 企画展示室
住所:兵庫県姫路市本町68-25
休館日:月曜日(8月10日は開館)、8月11日(火)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
※会期中の金・土曜日、および8月9日(日)は20:00まで(入館は19:30まで)
観覧料:一般 1,000円(800円)、大学・高校生 600円(400円)、中・小学生 200円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展覧会会期は変更ないし中止となる場合あり(詳細は姫路市立美術館ホームページを確認)

【問い合わせ先】
姫路市立美術館
TEL:079-222-2288

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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