大手百貨店4月売上、時短や休業響いて前年比60%以上の大幅減

2020年4月16日 07:27

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 大手百貨店の4月売り上げは、新型コロナウイルス感染防止対策の時短営業、臨時休業や来店客の減少が響き、14日現在で対前年同期比60%以上の大幅減少に陥っていることが分かった。政府の緊急事態宣言で臨時休業の店が増えているだけに、4月1カ月間の売り上げはさらに落ち込むとみられ、閉店の動きが加速しかねない厳しい状況だ。

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 東京都の三越銀座店、伊勢丹新宿店など三越伊勢丹ホールディングスの直営5店は、14日までの売り上げが対前年同期比80.1%の大幅減となった。札幌市の札幌丸井三越、名古屋市の名古屋三越など関連会社運営を含めたグループの百貨店全体だと、68.8%の減少を記録した。

 首都圏の三越伊勢丹直営5店を緊急事態宣言に伴って8日から全館臨時休業したのをはじめ、9日から岩田屋三越の3店、12日から名古屋三越などで食料品売り場を除いて臨時休業したのが響いた。

 高島屋は大阪市の大阪店、東京都の日本橋店など直営12店と、岡山市の岡山高島屋など子会社運営3店の14日までの売り上げが前年同期に比べ、62.8%減少した。訪日外国人観光客の急減で免税売り上げは98.4%減という記録的なマイナスとなった。

 高島屋は8日から大半の店で食料品売り場を除いて臨時休業に入り、岐阜県岐阜市の岐阜高島屋が11日、京都市の京都店、洛西店が15日から臨時休業している。

 大丸松坂屋百貨店は14日までで対前年同期比68%の減。免税売り上げは99%減とほぼ壊滅状態に陥っている。大阪市の大丸心斎橋店、大丸梅田店、東京都の松坂屋上野店など7店を8日から全館休業、15日から京都市の大丸京都店を食料品フロアだけの営業としたほか、名古屋市の松坂屋名古屋店、愛知県豊田市の松坂屋豊田店を平日だけの営業としている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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