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「A 200 d セダン」(画像: メルセデス・ベンツ日本の発表資料より)[写真拡大]
メルセデス・ベンツAクラスが2月27日、ディーゼルエンジン搭載モデル「A200dセダン」を追加設定して、ますます充実してきた。1997年初代Aクラスが登場した時、ベンツには小型車製造は無理なのではないかと思わせるほど、出来は良くなかったのを思い出す。
【こちらも】メルセデス・ベンツが最もブランド価値のある自動車メーカーに選ばれた理由は?
その外観は「カッコイイ」とはとても言えない状態で、当時、大型車を造り慣れていたベンツが燃費などの問題で小型車に進出しなければならない事情が透けて見えていた。日本車の高性能化が、ベンツにとっても脅威となりつつあった時期だ。
初代ベンツAクラスは登場してすぐ、「スラロームで転倒する」と言う問題を起こしてしまった。左右にハンドルを繰り返し揺さぶるように切ると、サスペンションストロークが共振して横倒しとなってしまったのだ。その姿形からも、背丈が高く重心が高いイメージがあり、「ベンツの小型車はダメ」となってしまった。
同じ頃、BMW3シリーズのサスペンションでも、日本の高速道路で140km/hぐらいで巡行すると、路面による大きな上下動に共振してしまうことが問題となっていた。サスペンションセッティングの難しさを教えられたのだが、「やはり小型車は日本車がいちばん」と一瞬思わせる出来事だった。
現行型ベンツAクラスは「4代目 W177/V177型」と言われるもので、2018年にモデルチェンジしている。問題のあった初代の「ぎこちない」造りは影をひそめ、プレミアム感を漂わせた堂々たる姿である。
そしてこのほど、FFプラットフォームに一時期危ぶまれたクリーンディーゼルエンジンを搭載して、「A200dセダン」をラインナップする。やはり、ヨーロッパ車ではディーゼルを諦めたわけではなかったのだ。
主力のAクラスにディーゼルエンジンを積んできたことで、これからも本気で開発を続けることを示している。排気ガス規制(ユーロ6d規制)もクリアし、最高出力150PS/最大トルク320N・mの2リッター(1949cc)直4ディーゼルターボエンジン「OM654q」は、低速トルクも強く乗りやすい実用車である。
また、ベンツCLAのエントリーモデルとして、排気量を縮小した1.3リッター直4ガソリンターボエンジン「M282」型が出る。最高出力は14PSアップの136PS、最大トルクは前モデルと同じ200N・mを達成している。
さらに上位機種として、「AMG 35シリーズ」の新モデル、AMG CLA35 4MATIC/CLA35 4MATICシューティングブレークを設定。トルク可変配分式フルタイム4WD「AMG 4MATIC」で、7段デュアルクラッチ式「AMGスピードシフトDCT」と組み合わせてきた。
これにCクラス全車に採用された安全運転支援システム「レーダーセーフティーパッケージ」を標準装備すれば、言うことなしだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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