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ベテルギウスの減光が停止、増光に転じ始める
Anonymous Coward曰く、
2019年後半に急速に暗くなったことが話題となった赤色超巨星「ベテルギウス」だが、最近になってこの減光が止まり、逆に明るくなり出しているという(sorae、ナショナルジオグラフィック)。
ここ最近のベテルギウスの観測データによると、2019年10月ごろから暗くなり始め、1月末から2月前半で底を打ち、現在は増光している状況だという。
なお、長年に渡りベテルギウスを観測してきたビラノバ大学のEdward Guinan氏は「2月21日頃(誤差は前後一週間)を境にベテルギウスが増光に転じる」と予想しており、これが当たったことになる。
なぜ減光・増光が発生したのかはまだ分かっていないが、仮説としてはベテルギウス表面のガスの対流パターンが変化した、もしくはベテルギウス自体が膨張・収縮することでその直径が変化した、ベテルギウス表面から地球方向に塵が放出されてそれによって光が遮られた、といったものが挙がっているようだ(アストロアーツ)。
なお、ベテルギウスの減光は超新星爆発の兆候との説もあったが、今回の増光から超新星爆発はしばらくは起こらないと見られており、そのため残念がっている天文学者もいるようだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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