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大人用紙おむつ市場の競争激化

2020年2月22日 10:23

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 矢野経済研究所によると、集計中の2019年の「大人用紙おむつ市場」は、792億円が予想されるという。そして「市場は活況を呈している。今後はアクティブシニア層の潜在需要掘り起こしを目的とする、装着感がより下着に近い商品の投入や、長時間・高吸収をはじめとする機能性の向上が進み、市場はさらに拡大するとみられる」としている。

【こちらも】ユニ・チャーム、共生社会の実現に向けた取り組みで持続的成長に挑む

 ちなみに今年1月時点の「大人用紙おむつ」の売上高商品ランキングを見ると、「大王製紙(1位・5位・6位・7位・12位・15位タイ・20位タイ)」「白十字(2位・3位・12位・20位タイ)」「ユニ・チャーム(4位・11位・14位・15位タイ・20位タイ)」「花王(7位・20位タイ)」等が大手と捉えることができる。

 現時点で、紙おむつの着用経験はない。が、「使ってみるかな」と思う商品が登場してきた。

 私は脊柱管狭窄症を患って以来、定期的に馴染みとなった整形外科医を訪れ近況を報告し指導を受けている。過日、こんな会話になった。

 「先生、最近歩いていて前のめりになる機会が多い。こけることもある。下半身の衰えでしょうか」。医師は「それもあるだろうが、最大の要因は腹筋の衰えだよ」とし、「朝、布団から出るとき昔のように容易に起き上がれる?」と聞かれた。

 確かに、簡単には起き上がれない。両手で身体を支えながら、「よいしょ」の掛け声を発し布団から抜け出している。医師は「それが、腹筋が衰えている何よりの証し。腹筋が劣化しているから、歩いていて前のめりにもなるんだ。奥さんに両膝を抑えてもらい腹筋運動をやるんだね」とご託宣。

 そんな遣り取りがあってから数日後のことだ。ユニ・チャームが「はくだけで体幹を支える世界初の技術を用いた大人用紙おむつを開発した。2月初めに発売を開始する」と発表した。

 3年余をかけ神戸市の兵庫医療大と共同開発した「歩行アシストパンツ」は、こんな商品だという。「加齢で腹筋が弱まると体の重心が前にかかり、歩きづらさを感じる。おなかまわりの特殊なシートが腹圧を高め骨盤を安定させ、股下の伸縮性も高めた。結果、足を上げやすくなったり、歩幅が広がったりすることで、歩行機能を改善する効果が確認できた」という次第。

 医師の話と考え合わせると、食指を覚えていることは事実。が「おむつ」の3文字に抵抗感が残る。「次に医師を訪れる際に、相談してみたうえで」が現状。だが着用するかどおうかについては、一切明らかにはしない。(記事:千葉明・記事一覧を見る

関連キーワード矢野経済研究所ユニ・チャーム花王

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