ユニ・チャーム、共生社会の実現に向けた取り組みで持続的成長に挑む

2019年9月23日 13:36

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 ユニ・チャームは17日、お掃除用品「ウエーブ」シリーズからスキマの奥にも届き、革新的な掃除スタイルを実現する「ウエーブフロアワイパー」を、10月8日より全国で新発売すると発表した。

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 有職女性や高齢者世帯などの増加により、掃除を「隅々まで手軽に短時間でキレイにしたい」という思いが高まっている。特に掃除頻度の高い床掃除で狭いスキマまで簡単に、手軽に掃除したいというニーズが増えており、僅か2cmのスキマまで入り、ウエットとドライ両タイプのシートが装着できる「ウエーブフロアワイパー」は、その要望にこたえた商品となる。

 ユニ・チャームは1961年、高原慶一郎が建材の製造・販売を行う大成化工株式会社を設立したのに始まる。米国視察で生理用品が大型スーパーで堂々と販売されている姿に感銘を受け、1963年に生理用品、ナプキンの製造・販売を開始した。

 1974年に生理用品メーカーとしてふさわしい名前として、ユニ・チャーム株式会社へと社名を変更。世界に通用するユニークな商品を提供し、女性がチャーミングであってほしいという意味を込めて名付けられた。

 赤ちゃんからお年寄りまで、生活者の心と体をやさしくサポートする商品を提供するという理念の下、今ではおむつなどを中心とするベビーケア用品、ナプキンやタンポンなどの生理関連用品、大人用排泄介護用品、シートクリーナーなどの掃除用品、ウエットティッシュや立体型マスク、ペットケア用品などを提供している。

 日本からアジアへ、そして世界へ、日用品業界のリーディングカンパニーをめざすユニ・チャームの動きを見ていこう。

■前期(2018年12月期)実績と今期見通し
 前期売上高は6,883億円(前年比7.3%増)、社内の事業セグメント評価に用いる、売上総利益から販管費を控除したコア営業利益は、前年よりも83億円増の951億円(同9.5%増)であった。

 コア営業利益増加の要因としては、効率的なマーケティング投資効果による販売増で180億円、商品構成改善で60億円の増益に対し、原材料関連費の上昇により73億円、物流費など販管費の上昇により84億円の減益による。

 今期は、第2四半期累計(1-6月)実績が売上高3,425億円(前年同期比5.2%増)とコア営業利益392億円(同17%減)の中、過去最高収益を更新する売上高7,300億円(同6.1%増)、コア営業利益1,000億円(同5.1%増)を見込んでいる。

■共生社会の実現に向けた取り組みで持続的成長に挑む
 2020年12月期の売上高8,000億円(対前期比16.2%増)、コア営業利益1,200億円(同26.2%増)を目指して、デジタル技術を活用し、全ての人々が自立と相互扶助によって輝き続けられる「共生社会」の実現に向けた取り組みにより、持続的な成長に挑む。

 1.中国でデジタルイノベーションセンターを創設: 生活者の価値観、購買行動を把握し、顧客価値を創造。

 2.デジタル革新の取り組み: AI技術を導入したスマート工場の建設、人工知能を活用した「大人用紙おむつNavi」開発、生体情報で本質価値を発見する「共生社会研究所」設置。

 3.健康寿命の延伸: 尿もれの不安をなくす「ライフリー」で社会参加促進、「認知症サポーター養成講座」の実施、ペットとの共生社会の実現に向けた商品開発。

 4.新興国女性の自立支援、衛生改善: インド、インドネシア、ミャンマーで初潮教育支援。

 5.地球環境への貢献: 紙おむつ再資源化に向けた取り組み。

 世界的視野で、生き生きと活動できる共生社会の実現を目指すユニ・チャームの動きに注目したい。(記事:市浩只義・記事一覧を見る

関連キーワード認知症高齢者人工知能(AI)介護ユニ・チャーム

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