1月のWindowsバージョン別シェア、Windows 7が25%を割る

2020年2月3日 18:01

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 StatCounterのWindowsバージョン別シェア2020年1月分で、Windows 7のシェアが2010年10月以来初めて25%を割った。

 2位のWindows 7は前月から1.89ポイント減の24.9%、1位のWindows 10は1.95ポイント増の67.35%となっている。3位のWindows 8.1は0.05ポイント減の4.82%。デスクトップOS全体ではWindowsが0.06ポイント増加して77.7%、OS Xが0.58ポイント増加して17.04%となったほか、Linux 1.9%(0.05ポイント増)、Chrome OS 1.52%(0.07ポイント増)となっている。

 一方、Net ApplicationsではiPadOS 13のUser Agent文字列変更により2019年9月分~12月分でiPadがmacOSデバイスと識別されていたとして調整が入っている。ただし、完全に識別することはできないという。該当期間では調整によりMac OS X 10.13~10.15が2ポイント弱減少、Windows 7が3ポイント前後増加。これにより、Windows 7が30%を割ったのは9月ではなく10月となる。また、Mac OSは9月に11%を超えていたが、調整後は9%台となっている。

 1月分デスクトップOSバージョン別シェアは調整後の12月分データ比で1位のWindows 10が3.72ポイント増(57.08%)、2位のWindows 7が4.01ポイント減(25.56%)、3位のMac OS X 10.15が0.56ポイント増(3.39%)などとなっている。デスクトップOS種類別ではWindowsが0.56ポイント減(88.14%)、Mac OSが0.59ポイント増(9.74%)となった。

 SteamではWindows 10 64 bitが7.58ポイント増の79.23%、Windows 7 64 bitが7.58%減の13.56%となっているが、12月分データが1月初めに発表された際はそれぞれ61.09%、33.04%だったのであまりあてにはならない。

 StatCounterでも9月以降はデスクトップOSシェアでOS Xが増加し、タブレットOSシェアでiOSが大きく減少(9月~1月で12.08ポイント減)しているが、Net Applicationsと同じ原因とみられる。GoogleはChromeブラウザーでUser Agent文字列を凍結する計画を示しており、今後もUser Agent文字列を使用したOSシェアデータの精度は低下していくだろう。

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