ディオールがステューシー創業者ショーン・ステューシーとコラボ、DIORロゴをグラフィックタグ風に

2019年12月9日 17:22

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 ディオール(DIOR)は、フォール 2020 メンズコレクションステューシー(STÜSSY)の創業者であるショーン・ステューシーとのコラボレーションを発表した。

 ディオール メンズ コレクションのアーティスティック ディレクター、 キム・ジョーンズによるアーティスティックな対話の一環として発表しているアーティストとのコラボレーション。これまで、デビューシーズンのKAWSに続いて、空山基レイモンド・ペティボン、アレックス・フォクストンとコラボレーションしてきた。今回はそれらコラボレーションに次ぐ最新作だ。

■ショーン・ステューシーとは

 ショーン・ステューシーは、自身の名を冠したブランド、ステューシーの創業者。1980年代にカリフォルニア、ハワイ、そして日本で制作したサーフボードで一躍有名になった人物でもあり、20代の頃には、とある日本人ボードビルダーにスカウトされたことから、自らハンドクラフトのサーフボードを制作していた。

そして、Tシャツ、ショートパンツ、サーフボードに、走り書きしていた自身のグラフィティ風タグ用サインのロゴをプリントして、販売したことからステューシーをスタート。発売後、瞬く間にカルフォルニアの若者たちからの支持を得たそのデザインは、サーフカルチャーのもと愛され、1990年以降はその枠を抜け出し、今やストリートシーンでの人気もすっかり定着している。

■“DIOR”ロゴをステューシー流に再解釈

 ディオールのフォール 2020 メンズコレクションでは、キム・ジョーンズとショーン・ステューシーがDIORのロゴをグラフィックタグのように再解釈。プリントや編地、刺繍などのテクニックを駆使して、多彩な表現であらゆる場所に散りばめている。

 中には、世界で唯一の染色技法をもつ京都マーブルが手掛けたテキスタイルも登場。職人がひとつひとつ手作業で染色したロゴとプレイフルな柄の組み合わせは、優しくどこか懐かしくも、力強い。染色ならではの奥行のある色彩で、グッと目を引いた。

 再解釈されたロゴは、カラフルなニットや総柄のシャツ、スウィムウェアのようなショートパンツには、所狭しとあしらわれている。DIORのロゴとリゾート柄をコラージュしたようなファブリックも印象的で、花とともに入り乱れるマルチな柄は、カジュアルながらもラグジュアリーな装いを完成させる。

■「サドル」バッグやスニーカー、サーモマグなど小物類

 コラボレーションでは、小物類も豊富に展開。「サドル」バッグには、レディ・トゥ・ウェアと同じようにプレイフルファブリックを採用した。

 そのほか、バケットハットやスニーカー、サーモマグ、扇子などの小物にも、再解釈されたロゴが印象的に配されている。

【問い合わせ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事