安川電、通期業績予想を大幅下方修正 売上11.5%減 純利益53.8%減

2019年10月12日 09:35

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■売上および利益共に下方修正

 安川電機(6506)は10日大引け後、2020年2月期通期業績予想の下方修正を発表した。売上高は従来予測の4650億円から9.7%減の4200億円(前期比11.5%減)、営業利益は465億円から46.2%減の250億円(同49.8%減)、経常利益は480億円から45.8%減の260億円(同48.9%減)、純利益は350億円から45.7%減の190億円(同53.8%減)とした。

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 また、同日に発表した第2四半期累計(3月~8月期)決算は、売上高は前年同期比14.7%減の2,117億8,000万円、営業利益は同59.2%減の124億5,700万円、経常利益は同58.2%減の127億7,800万円、純利益は同66.3%減の87億9,300万円だった。

■1Qより引き続き米中貿易摩擦の長期化が下方修正要因

 半導体製造装置やロボット等の製造を行う安川電機だが、長期化している米中貿易摩擦の影響を受けている。世界的に半導体関連への投資見送りや、自動車向けの需要が減退しており、足元の受注動向が悪化していた。また想定よりも為替が円高に進んでいることから為替想定レートを円高方向に修正したことが下方修正要因だ。

 為替予想レートは、1米ドル=110円から105円、1ユーロ=125円から120円、1元=16.5円から15円、1ウォン=0.1円から0.09円へ円高よりに修正した。安川電機の発表によると、中国・アジアでの売上減少が業績に影響を及ぼしており、米中貿易摩擦に伴う諸外国の影響や、日韓関係悪化による工業製品の取引減少による影響が表れている。

■想定以上の下振れとなった安川電機の決算

 1Q決算より業績下振れリスクを懸念されてきた安川電機だったが、今回の下方修正後の数字は市場予想を大きく下回るものとなった。引き続き米中貿易摩擦が各企業の投資意欲に強く影響を与えており、安川電機としても更なる下振れリスクも高まっているとしか言いようがない。

 ACサーボモーターなど主力となるモーションコントロール事業の売上高が前期比15%減、ロボット事業が12%減と引き続き厳しい事業環境が続く。当初は下期に半導体装置需要が回復してくると想定した安川電機だが、想定よりも回復が遅れてしまっている。20年には半導体装置需要が回復すると見ているが、果たして想定通りにいくのか注視する必要があるだろう。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

関連キーワードロボット円高半導体安川電機

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