EV(電気自動車)を選んでも良い人は?

2019年9月25日 11:48

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●EV(電気自動車)は持ち主を選ぶ

 電気自動車の最大の課題は、「1充電走行距離」にある。フル充電していても400km程度だと、行動範囲が限定される。従って、現状では電気自動車を選んでも良い人は、限られていると思われる。

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 そもそも、電気自動車が急激に注目を集めたのは、中国がこれを推進し始めたことによる。ガソリン車に代表される「内燃機関」が自動車の主流であり続けるなら、部品メーカー群の広い裾野が不可欠だし、中国が自力で先進諸国の技術に追いつくには10年では全く足りない。それ位に技術格差がある。

 携帯電話でバッテリー残量が少ないと不安で仕方がない筈だ。電気自動車のバッテリー残量が半分以下の状態で、突発の用件があって遠出をする場面にでも遭遇したら、それこそ大パニックになるだろう。

 本来、電気自動車は、都市部の近距離移動に適したもので、インフラの不十分な長距離区間の移動には不向きだ。ここで、日本国内で電気自動車を自家用車として保有するのに適した環境を、検討して見たい。

●充電設備が設置可能か?

 第1は、充電施設を自宅に置けること。

 戸建て住宅居住者か、マンションでも専用駐車場付きで、充電設備設置が可能なグレードのマンション居住者でもなければ、自家充電が出来ない。

 一般の月極駐車場や、マンションでも平置きや2段式とかの駐車場では、充電可能場所までその都度行くことになるため不安である。おまけに充電には時間がかかる。

●複数台数の車を所有可能か?

 第2は、複数保有が可能であること。

 現在の電気自動車の技術レベルであれば、1台でオールマイティに使用するのは難しい。併有するもう1台は、内燃機関が搭載されている車であることは必須条件となろう。

 勿論、純粋な内燃機関の車、即ちガソリン車、ディーゼル車に限る必要はない。

 BMWi3の様な『レンジエクステンダー』か、トヨタプリウスPHVに代表される『プラグインハイブリッド』か、日産ノートe-POWERの様な『シリーズHV』であれば、「1充電走行距離」に拘束されないため、一般の内燃機関搭載車と同様に安心して使用可能だ。

 宿泊を伴う車を利用しての旅行や、長距離移動をする機会が比較的多くあるなら、個人的には、「テスラ」をメイン車両として、サブ車両を小型車にするのはNGだ。メイン車両は長距離走行にも適合した車種を選択して、小さな街乗り用の「日産リーフ」とか「三菱i-MiEV」の様な、電気自動車をサブ車両としてチョイスする。

 勿論、「テスラ」をサブ車として、メインはもっと大きな車を併有することが可能なら、それは異論のないところだ。

 業務用車両として、市街地の単距離移動が主要な用途で使用するケースもあるが、その場合でも事務所に近接して、充電設備が置けることは必須条件である。

 そして脅かす様だが、出先でバッテリーエンコしたら、引き取り救援に行ける覚悟も必要だろう。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る

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