Windows 7のサポート終了まで残り半年、相変わらず高いシェア

2019年8月6日 06:59

印刷

記事提供元:スラド

 サポート終了まで残り半年を切ったWindows 7だが、相変わらず高いシェアを保っているようだ。

StatCounterの7月分Windowsバージョン別シェアデータによると、Windows 7のシェアは前月から0.74ポイント減の31.22%。1年前との比較でも、7.84ポイントしか減っていない。1位のWindows 10は0.42ポイント増の58.63%となり、1年前との比較では11.38ポイント増加しているが、60%を前に足踏みしている。最近月初の発表後に調整が行われることの多かったStatCounterだが、6月分は発表直後から変更されなかったようだ。なお、サポート終了半年前のWindows XP(2013年10月)は23.48%、その1年前と比較すると7.33ポイント減少していた。

StatCounterのデータを国・地域別にみると、Windows 10はコンゴ共和国で初めて、インドネシアで5か月ぶりに1位となる一方、エジプトパキスタンではWindows 7が再び1位に上昇しており、235か国・地域中210か国・地域(+4)でWindows 10が1位、22か国・地域(-4)でWindows 7が1位となっている。日本では3月からWindows 8のシェアが急増しているが、7月分では2014年4月以降で最高の7.35%(3.44ポイント増)となり。2014年2月以来初めてWindows 8.1を上回った。Windows 10は変動なしの61.88%、Windows 7は3.15ポイント減の23.11%。Windows XPは0.11ポイント減の0.99%となり、StatCounterのデータがある2008年7月以降初めて1%を割った。

  NetApplicationsの7月分デスクトップOSバージョン別データでは、1位のWindows 10が48.86%(3.07ポイント増)、2位のWindows 7が31.83%(3.55ポイント減)となった。StatCounterよりも増減幅は大きいものの、Windows 7は相変わらず大きなシェアを占める。3位以下はMac OS X 10.14(5.38%)、Windows 8.1(5.29%)が続いているが、いずれも1ポイント未満の増減となっている。デスクトップOS種別ではWindowsが88.45%(0.12ポイント増)、Mac OSが8.98%(0.17ポイント減)、Linuxが2.1%(0.03ポイント増)などとなっている。

SteamではWindows 10のシェアが6月に70%を超えているが、Windows 7も20%以上を占めている。7月分ではWindows 10 64 bitが71.57%(0.65ポイント増)、Windows 7 64 bitが20.40%(0.94ポイント減)となっており、32ビット版との合計ではWindows 10が72.63%(0.71ポイント増)、Windows 7が21.46%(0.88ポイント減)となる。このほかのOSバージョンでシェアが1%を超えているのはWindows 8.1 64 bit(2.72%)とMacOS 10.14.5 64 bit(1.37%)のみ。OS種別ではWindowsが96.28%(0.21ポイント減)、OSXが2.93%(0.18ポイント増)、Linuxが0.79%(0.03ポイント増)となっている。

 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | OS | 統計 | Windows | デベロッパー

 関連ストーリー:
SteamのOSシェア、Windows 10が70%を超える 2019年07月06日
Windowsバージョン別シェア、日本では4月からWindows 8が4%を超えていた 2019年06月05日
3月のデスクトップOSシェア、Windows XPがLinuxと同レベルまで減少 2019年04月07日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事