トヨタとスバル、さらに協調を進める EV・SUVの開発で合意

2019年6月11日 08:17

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共同開発するEV専用プラットフォームのイメージ。(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 かねてからトヨタとスバルは協調関係にある。「トヨタ・86」、「スバル・BRZ」がFRスポーツカーとして共同開発されたときには、正直「豊田章男社長の趣味」程度にしか理解していなかった。しかし、「BMW・Z4」、「トヨタ・スープラ」の共同開発、さらにプラグインハイブリッド車「スバル・クロストレック ハイブリッド」が北米市場で発売となり、スバルが電動車(HV、PHEV)でトヨタ方式のトルクミックスシステムを使うとなると、本格的協調が始まっていると認めざるを得ない。

【こちらも】スバル・XVにPHEV追加 トヨタ・THSII改造を搭載 スバル、トヨタファミリーの具体化

 そして6月6日、乗用車向けの純粋電気自動車(BEV)専用プラットフォーム、およびSUVタイプEVを、トヨタとスバルで共同開発することを発表した。新BEV専用プラットフォームは、C~Dセグメントのセダン、SUVなど幅広く多数の車種に応用できるようにするという。将来は、ルノー・日産・三菱アライアンスと同じように、同一の企業のように生産体制を構築していく可能性が前提となった。

 共同開発した車両はトヨタとスバル各々のブランドで販売する予定としているが、「トヨタのHVで養ったお得意の電動化技術」と、「スバルが永年培ってきた4WD技術」を取り入れるとのお題目が信憑性を持って受け取られるのであろうか。やはり、この協定は「電動化技術」においてスバルが全面的にトヨタに頼る構図が見えてくる。

 スバル・クロストレック ハイブリッドでは、スバルのボクサーエンジンとトヨタのHVシステムとの整合性を見ると、スバルが独自性を残せる技術はBEVでは少ないものと見える。むしろ共通プラットフォームを使い、トヨタグループに穏やかに取り込まれる可能性が高いだろう。

 BEVの時代に入るこれからの自動車産業は、こうした穏やかな提携関係によって、デザインだけが違う個性のブランドとなって行くことが必然と感じる。FCAとルノーの合併が白紙になってしまったが、BEVでは世界の各社が緩やかな提携関係になることで、生き残る道を探ることとなるのだろう。

 「シンメトリカルAWD」を育ててきたスバルが、どれほど独自性を発揮できるのかが楽しみでもある。また、個性が乏しいと言われてきたトヨタの車造りに、こうした共同開発で変化を呼び込むことが出来るのか。楽しみにしよう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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