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世界の副業事情 アメリカ編

2019年5月20日 10:40

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 世界一の経済大国であるアメリカには、多様な働き方がある。副業についても、日本と比較すればオープンだ。しかしその背景には、アメリカ特有のキャリアデザインや労働環境が関わっている。

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 アメリカの副業事情は先進的な労働環境なのか、はたまたそれは日本の未来の姿なのだろうか。

■背景にあるアメリカ的キャリアデザイン

 アメリカの労働市場で重視されるのは、”スキル”だ。日本でも過去のものになろうとしている、終身雇用制度はない。だから新卒社員を1から育成するような文化もない。求められるのは、いつも”即戦力”だ。

 だからアメリカの労働者は、自分自身に投資してスキルを獲得しなければならない。大学に通ったり、専門学校に行ったりと様々だ。専門性と知識を身につけ、キャリアを築いていく。

 日本で言う”総合職”のような求人はなく、転職も当たり前。企業との結びつきも、日本に比べるとずっと弱く、フリーランスは労働者全体の3分の1を超えるとも言われている。

■副業の種類は意外にも日本と変わらない

 アメリカの副業の種類は、意外にも日本と変わらない。クラウドソーシングやアフィリエイトをはじめ、ウーバーや不動産投資などだ。

 動機もまた変わらない。ほとんどが経済的な理由からだ。中には、本業とコントラストをつけようとする人もいる。

 キーワードは、「ギグエコノミー」と「シェアリングエコノミー」だ。ギグエコノミーは、短期的な一過性の仕事を指す。シェアリングエコノミーは、スキルや車といった個人資産を利用した経済活動だ。

 医療費の高いアメリカでは、将来的な不安が大きい。さらに雇用形態の不安定さもこれに加わると、経済的な将来設計に対して不安を感じる人が多い。こうした背景から、アメリカにおける副業の魅力は、「収入の多様化」にある。

 非正規労働者の増加、終身雇用の終焉、そして副業解禁と、日本の労働環境はアメリカを後追いしているのかもしれない。もしそうなら、アメリカの姿は日本の未来の姿なのだろうか。(記事:西島武・記事一覧を見る

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