一卵性双生児の宇宙飛行士による長期宇宙滞在、生物学的変化の研究が発表

2019年4月14日 19:39

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記事提供元:スラド

一卵性双生児の宇宙飛行士、スコット・ケリー氏とマーク・ケリー氏を対象に行われた長期の宇宙滞在による生物学的変化の研究成果が論文にまとめられ、Science誌に掲載された(NASAのプレスリリース論文Twin Study特設サイト)。

スコット宇宙飛行士は2015年から2016年にかけて国際宇宙ステーション(ISS)に340日連続で滞在した。一方、マーク宇宙飛行士は2001年から2011年の間に4回のスペースシャトルミッションで合計54日間宇宙に滞在しているが、その後は地球から出ていない。今回の研究はスコット宇宙飛行士のISS滞在前後を含め、2人の生物学的変化を25か月間にわたって調査したもので、10の研究チームがチームを組んだ大規模なものだ。研究成果は今後の月や火星での有人探査ミッションに向けて重要な知見をもたらすものとなる。

研究成果の一部はこれまでにも発表されており、スコット宇宙飛行士のテロメアの長さが宇宙滞在中にマーク宇宙飛行士よりも長くなり、地球帰還後には比較的速く元の長さに戻ったことや、腸内細菌バランスが変化する一方で多様性は変化しなかったこと、スコット宇宙飛行士の遺伝子発現の7%が変化したものの2人は一卵性双生児のままであることなどについては既にスラドでも紹介している。このほか、免疫機能は宇宙滞在中も適切に動作し、宇宙で注射したインフルエンザワクチンが地球上と同様に効果を発揮したこと、微小重力下での視力変化、バルーンアナログリスクテスト(BART)におけるスコット宇宙飛行士のリスク上昇といった認知機能変化などが示されている。 

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードNASA国際宇宙ステーション(ISS)遺伝子免疫細菌

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