ベストワンドットコムは「クルーズ船予約サイト」展開する今どきの旅行会社

2018年12月21日 08:26

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 国交省は「2017年の訪日クルーズによる訪日旅客数は前年比27.2%増の253万人」「クルーズ船の日本への寄港回数も37.1%増の2765回」と発表していた。が、正直観光立国を目指す日本を「インバウンド需要が後押ししている」程度に捉えていた。そんな認識をいやがおうにも変えざるを得なくなったのは、詳細は後述するが4月に上場したベストワンドットコム(以下ベストワン)の初決算・今期計画に接した時だった。

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 ベストワンは、クルーズ旅行の専用オンラインサイトを運営する「いまどきの」旅行会社。現時点で3つのサイトが稼働している。

 『ベストワンクルーズ』: 06年1月開始。クルーズ乗船券とパッケージツアーの検索・予約が可能。自社企画商品に加え、提携旅行会社のツアーが対象となる。本稿作成時点の取り扱いコース数は1万7101。

 『HUNEOOM/ハネムーン』: 14年9月開始。ハネムーンをクルーズ旅行でと考えるカップルへの専門サイト。

 『ファイブスタークルーズ』: 16年3月開始。文字通りの「五つ星」クルーズ旅行サイト。富裕層シニアに向けた、高級船・カジュアル船のスイートに特化したサイト。

 上場直後の前7月期は「32.7%の増収、147.8%の営業増益、77%の最終増益」。そして今期も「36.7%の増収(21億7000万円)、27.8%の営業増益(1億5000万円)、29.3%の最終増益(1億円)」計画で、船出した。

 上記の3つのサイト以外にも航空券予約サイトを展開するアドベンチャーや社員の福利厚生を代行するベネフィット・ワン、更にはNTTドコモ系の「dトラベル」と協業しそれぞれのサイトにベストワンドットコムのサイト情報が記載されている。

 評価すべきはサイトに登場する商品を次々と開発している点。例えば前期には格安ツアーとして「アジア(シンガポール発着)」「エーゲ海(ベニス発着)」「カリブ海(マイアミ発着)」クルーズのパッケージツアーを、新規に開始している。

 気になる収入体系。提携会社(ベストワンに空室を反映させる提携船会社)をはじめ、サイトに情報を掲載する船会社・旅行代理店の成約報酬課金がベース。帆船を扱う船会社が加わり目下計11社。(記事:千葉明・記事一覧を見る

関連キーワードインバウンド富裕層国土交通省

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