南海電鉄、泉北ニュータウンの泉ケ丘駅前に商業施設 2028年度開業へ

2026年1月30日 16:58

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泉ケ丘駅前活性化計画の完成イメージ(南海電鉄発表資料より)

泉ケ丘駅前活性化計画の完成イメージ(南海電鉄発表資料より)[写真拡大]

  • 泉ケ丘駅前地域の再整備の完成イメージ
  • 「1階 駅前南コンコース」大階段と駅前商業施設イメージ
  • 「2階 デッキ」くすのき広場と駅前商業施設イメージ

 南海電鉄は、泉北ニュータウンの南海泉ケ丘駅前(堺市南区竹城台)で、駅前商業施設と分譲タワーマンションを建設する計画を明らかにした。堺市と結んでいる包括連携協定に基づき、沿線と泉北ニュータウンの活性化を図るのが狙いで、商業施設は2028年度の開業、タワーマンションは2031年度の完成を目指す。

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 整備する商業施設は、4階建て延べ約1万1,000平方メートル。泉ケ丘駅南口に建設し、近畿大学病院や堺市の大型児童館「ビッグバン」につながる動線を整備し、駅前のにぎわいを高める。分譲タワーマンションは30階建て延べ約4万2,000平方メートル。商業施設の近くに整備する。約370戸で、タワマン建設は泉北ニュータウン初になる。

 泉北ニュータウンは、大阪府が堺市南区と和泉市東部の丘陵地域に整備した西日本最大のニュータウン。開発面積約1,560ヘクタール、計画人口約18万人で、高度経済成長期の1967年に街開きした。

 だが、人口は1992年に約16.5万人に達したあと、減少に転じ、2025年9月時点で約10万9,000人まで落ち込んでいる。泉北ニュータウンで育った世代が独立したあと、地域の高齢化が進み、65歳以上が全人口に占める割合が37%を超えてオールドタウンと化しつつある。

 このため、南海電鉄と堺市は2023年、南海電鉄と包括連携協定を結び、泉北ニュータウンの中心部に当たる泉ケ丘駅前を官民で再開発することにした。駅利用客の動線を2階に上げる大階段を整備して南口周辺の主要施設をペデストリアンデッキで結ぶ計画。さらに、広場の活性化に結びつく空間を創出し、2028年度中に工事を終える。

 泉北ニュータウンでは、2025年11月に近畿大学病院が開業したほか、帝塚山学院大学のウェルビーイング共創ハブ、泉ケ丘農産物直売所など民間の進出も相次いでいる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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