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■AI自動運転とファーウェイ
国防問題として、華為技術(ファーウェイ)をアメリカは捉えているようだ。もちろんその背景は、通信技術などの先端技術分野での覇権争いだ。ファーウェイは、既にアウディと協力して「レベル4」の自動運転を達成したとしている。ボッシュともコネクテッド分野で協力して、クラウドサービスを作り上げていくようだ。
【こちらも】ファーウェイ締め出し、米政府10年越しの成果 5Gの軍事利用に最も懸念=米WSJ
通信分野だけでなく、AI自動運転分野でも先行しつつあるファーウェイを、もはや排除していくことが出来るとは思わない。そんな中でファーウェイの最高財務責任者(CFO)孟晩舟(メン・ワンツォウ)氏をバンクーバーで逮捕したことは、自動車のAI自動運転車開発にどのような影を投げかけるのであろうか?世界的に影響が大きなこの問題の糸口として、アメリカの「国防分野での懸念」とはいかなることか?を考えてみることから始めるしかあるまい。
■安全保障上の危機
通信の分野でファーウェイは技術的、価格的、強さを発揮しており、5G通信網構築に関して、世界中で営業的強さも発揮しつつあるようだ。それは商品力が強いのであり、それを理由に排除するのは無理があるし長期的には成功するとは思えない。現在まで、アメリカが世界の通信網から、違法とも思われる情報集めをしてきたことは知られている。同盟国の元首の携帯電話まで盗聴していたと言われるほどなのだ。元NSA(アメリカ国家安全保障局)職員、エドワード・スノーデン氏がCIA機密資料を暴露し、現在ロシアに亡命していることは知られている。
情報収集活動のもたらす利益を知るアメリカだからこそ、中国の、いわゆるスパイ活動、産業スパイなどの行為に、敏感なのであろう。ファーウェイの機器には、ハード・ソフト両面で情報を抜き出す仕掛けがしてあるとの疑いも持たれている。しかし、その確たる証拠はアメリカから示されてはいない。おそらくは、アメリカもその証拠を示せば、探知能力を知られてしまうために公表しないのであろう。そのような状況の中で、同盟各国にファーウェイ排除を要請すること自体が、異常な緊張感のある世界情勢と見ることが出来るのだろう。
参考: 『知恵の輪サイト』 ファーウェイの脅威って?「中国という共産主義国家」が経営者! 共産主義の理想は”公平な配分”
次は、共産主義の光と影を考えてみよう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
関連キーワードアメリカ、中国、自動運転、安全保障、ファーウェイ(Huawei)
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